第15話 23年前の夢を見る真一…『優香の愛情』②
真一「それでな、夏になって…、7月やったかな…? 炎天下で暑いから、オレが家の自分の部屋でクーラーをガンガンに効かせて昼寝しとった(していた)時や。寺岡から電話がかかってきてなぁ…」
浅田「ほう」
(回想・夢の中)
真一(うーん………、誰?)
それは寺岡からの電話だった。眠たそうな声で電話に出る真一。
真一「…もしもし」
寺岡「何しとん?」
真一「昼寝。おやすみ」
真一は電話を切った。
しかしすぐに電話が鳴る。真一は眠たそうな声で電話に出る。
真一「もしもし…」
寺岡「起きて」
真一「イヤ。おやすみ」
真一は電話を切った。
しかしまた寺岡から電話がかかる。
真一は眠たそうな声で電話に出る。
真一「はい…」
寺岡「頼むから起きてくれ。拓(森岡)が帰ってきてんねん」
真一「あ、そう。良かったね。おや…」
寺岡「寝るな❗(笑)」
真一「もう、なんやねんな?」
寺岡「拓が帰ってきてんねん」
真一「わかったって。それで何?」
電話の向こうが寺岡から森岡に代わる。
森岡「おい堀川、いますぐ高校の図書館に来い」
真一「なんでやねん?」
森岡「お前、大阪まで送ってくれ」
真一「は? 電車で帰れよ」
森岡「ええから今すぐ出て来い❗」
真一「なんやねん…」
せっかく気分よく寝ていたのに起こされてしまった真一は機嫌を悪くし、ふてくされながら車で工業高校の図書館に向かった。
高速道路に乗り30分後、高校に到着した。
真一「拓❗ 行くぞ」
森岡「その前に、みんなの顔久しぶりやと思わんか?」
真一は辺りを見渡すと、森岡、寺岡の他に、白木、佐野山、坂本、高山、藤岡、そして解放図書のアルバイトで図書館の管理をしている村田がいた。
真一「あ、まいど❗ で、拓、用って何?」
森岡「特に無い」
真一「なんやねん❗ 人が気分よく寝てるときに起こされて出て来いって言われたもんやから、来たら『特に無い』って、どういうことや❗ あんた『大阪まで送れ』って言うてたやないか❗」
森岡「途中駅でかまへんから」
真一「大阪まで行ったるわ。お前どうせまた新潟行かんなんやろ?」
森岡「その必要はなくなった」
真一「…は? どういうことや?」
森岡「別れたんや」
真一「なんでや?」
森岡「飽きた…やって」
真一「あんたらも知ってたんか?」
白木「みんな、いま聞いた」
寺岡「だから、あんたを呼んだんや」
真一「いや、別に呼んでもらわんでもええやんか。オレ関係ないし」
森岡「お前が一番関係するやないか。アイツ(優香)の幼なじみやし」
真一「オレは高校までや。これからはあんたの番やったやんか」
森岡「オレは別れたんや。だから、またお前の番や」
真一「別にオレやなくても、ええやんか?」
村田「あのな堀川くん、近々ゆうちゃんから堀川くんに手紙書くって言ってたよ」
真一「手紙? なんで?」
村田「いや知らんけど、とにかく手紙書くって…」
森岡「とにかくお前に手紙が新潟から来るから、アイツ(優香)のこと、あとはお前に任せた」
真一「よう意味がわからんなぁ…。とりあえず大阪まで送る。拓、車に乗れ❗」
真一がそう言うと、森岡を乗せて一路大阪へ向かった。
浅田「へぇー、拓(森岡)があんたを呼んだんや」
真一「それでなオレ、拓を大阪まで送ったんやけどな…」
浅田「うん」
真一「ここからなぁ、夢の中では話が実際と異なってなぁ…」
浅田「どういうことや?」
真一「実際、拓と車の中で話したのはこうなんや(この通りだ)…」
(回想)
真一と森岡の2人が優香について話す。
森岡「とにかく、村田さんが言うてた通りアイツ(優香)からお前宛に手紙が来るから、あとは頼んだ」
真一「ちょっと待て。なんでオレなん? あんたとの話はオレ関係ないやん」
森岡「お前はアイツの幼なじみやろ。アイツのこと、誰よりもお前が一番よう知ってるやないか」
真一「あんたもや」
森岡「オレは別れたんや。となると、お前しかおらんやろ」
真一「なんであんたは優香さんと別れたんや? 何があったんや?」
森岡「何がって、新潟行ったらアイツが『別れて』って言うたんや」
真一「抵抗せんかったんか? 理由聞かんかったんか?」
森岡「『なんでや?』って聞いた。そしたら『遠いし飽きた』って言うねん」
真一「で、あんたは『そうか、わかった』って鵜呑みにしたんか?」
森岡「いや色々話したけど、アイツが聞き入れんかったから」
真一「いつ言われたんや?」
森岡「5月のゴールデンウィーク」
真一「2ヶ月も前やんか…」
森岡「で、お前に手紙書くって言う話や」
真一は首をかしげる。
真一「………。優香さんは普通でいったら、そんなことオレには言わんぞ。何も言わんはずや。それを手紙書くって何か引っ掛かるなぁ…。ウソやろ?」
森岡「ホンマやって。村田さんも言うてたやろ?」
真一「おかしいなぁ…」
森岡「お前、そんな先のことわかるんか?」
真一「優香さんの性格からいったらの話や。あんたもその辺わかるやろ?」
森岡「お前には負けるわ。幼なじみには勝てんわ」
真一「なんで?」
森岡「お前、そんな『こう言うたら、こう返事してくるんとちゃうか?』ってわかるんか?」
真一「まぁ、だいたい。オレだけやなくて優香さんもオレが次何言うかわかってるみたいやったな…」
森岡「お前ら、どんな幼なじみやねん」
真一「あんたも付き合ってたらわかったやろ?」
森岡「いや、そこまでは…」
真一「ただ『遠いから、飽きたから』って言われたんか?」
森岡「そうや」
真一「『なまはげ』見たり、きりたんぽ食べに行ったからか?」
森岡「は? それは秋田や。遠いけど、そんなボケはいらんねん」
真一「新潟からやったら、行けるやんか」
森岡「いや、そういう問題ちゃうねん」
真一「けど『遠いから、飽きたから』って言う理由で別れたとは思えん。何かいらんことしたんとちゃう(違う)か?」
森岡「してへんわ」
真一「ほな、なんでそんなことで別れるんや?」
森岡「それを言われても…。とにかく別れたんや」
真一「そんなん理由にならんやろ。何したんや? ぶっちゃけて言うてみ? 今、あんたと2人や」
森岡「………そう言われても、無いもんは無い」
真一「例えば、優香さんが新潟の大学で好きな人ができたとか?」
森岡「わからん。とにかく、あとはお前に任せた。第一オレがアイツと付き合う前、お前、アイツとめっちゃ仲良かったやないか」
真一「どこが? 普通やで」
森岡「そんなこと無い。オレが見てても、アイツとお前の仲は幼なじみ以上やったわ」
真一「そうかなぁ…。幼稚園の時からあんなんやったから、特に変わったことなかったし、別に特別どうこう無かったし。それにあんたと付き合ってたんやからなぁ、優香さんは」
森岡「あのなぁ、今お前と話してるから言うけどな、オレ、アイツと付き合ってる時、お前には勝てんかも知れん…と思ったんや。5月に別れて益々『お前には勝てん』と思った。だから、あとはお前に任せたんや」
真一「任されても、オレもどうすることもできんで」
森岡「だから手紙が来るんやな」
真一「手紙来たとしても、どうすることもできんで」
森岡「アイツはお前しかおらんのや」
真一「そんなこと無い。村田さんとかいるやないか」
森岡「村田さんとかおっても違うわ。今度こそ、お前がアイツを迎えに行ってやらんとアカンやろ。幼なじみなら尚更アイツの気持ちわかるやろ?」
真一「今、あんたから『別れた』って聞いて、この2ヶ月程優香さんは1人というわけや。寂しがってるんとちゃうの?」
森岡「そう思うなら、尚更、電話とか手紙とかしてやれよ。なんなら新潟行って会ってこい」
真一「連絡先も知らんのに?」
森岡「村田さんとか知ってるやろ」
真一「どうなんやろなぁ…」
森岡「だから、アイツはお前しかおらんのやって」
真一「えらい頑なにオレに言うなぁ。やり直さへんのか?」
森岡「もうええわ、あんな奴」
真一「えらい強がってるやん」
森岡「強がってへんわ」
真一「あんたのことやから『やり直してくれ』って頼んだんやと思ってたわ」
森岡「そんなことせえへんわ」
真一「そうか…」
森岡「ええな、あとはアイツのこと、お前に頼んだぞ。お前やったら絶対大丈夫や」
真一「何が大丈夫なん?」
森岡「アイツ、お前とおったら安心してるわ」
真一「安心するか? 幼稚園の時、席がとなりやった言うだけで、高校で再会しただけやけどなぁ…」
森岡「お前のことをよう知ってるからやろ」
真一「しかしあんた、えらいオレに押し付けてくるけど、どないしたんや? 優香さんから言われたんか?」
森岡「何も言われてへんわ」
真一「それにしては、えらいオレに『あとは頼んだ』とか言うてくるやんか。何かオレの知らんところでオレ関わってるとか言うんやないやろなぁ?」
森岡「お前は関わってない。別れた後は関わってくるけどな」
真一「しかし、あんた未練タラタラやな(笑)」
森岡「タラタラちゃうわ❗」
真一「ほななんで、オレと話しててテンション高いねん?」
森岡「……」
真一「あんたが現実逃避してるんとちゃうんか?」
森岡「してへんわ❗」
真一「どうも手紙来る話は、意味不明や。なんか企んでんのか?」
森岡「企んでへんわ」
真一「まぁ、ええわ。この2ヶ月、どないしとったんやろなぁ…」
森岡「…………」
真一「自分で何とかしようってすぐに考える人やからなぁ…。あんたがおったら、甘えられるはずやったけど、あんたがおらんようになったから、甘えるとこがない…か。ようやってくれたなぁ、拓よ。愚痴こぼすところが無いで、寂しがってるぞ。あっても村田さんたちくらいやろなぁ…」
森岡「そんなこと考えるんか?」
真一「昔、幼稚園の時に、先生が『教室の隅にひとかたまりにイスを置いてるから、そこから1個取って自分の席について』って言われて、イス取りに行ったら、優香さんは取りに行かんとしょんぼりしとったんを見て、オレは体が自然とイス2個とってたわ。で、1個優香さんに渡したら、満面の笑み浮かべとったんや。だから優香さんは、本当はそういう所もあるって見抜かんと…。だから今1人やで、ちょっと不安やと思うわ…」
森岡「そこまで考えるか…。お前凄いなぁ」
真一「9年空白あるけど、優香さんの性格しってたらなぁ…。あんたもわかると思ったけど…。オレは長年の経験と実績かな…(笑)」
森岡「アイツのこと、そこまで読める奴はお前しかおらんわ」
真一「オレも長いこと、優香さんの話で考えてないから感覚鈍ってるけど…。なんせ、あんたという彼氏がおっちゃったんやからな」
森岡「お前、アイツのこと、これからもっとみてやれよ」
真一「オレはもう昔の人やから、これからはまたあんた含めて新しい人が面倒見てあげたらええんや」
森岡「お前、なんで自分は前に出ようとせんのや? なんで自分から手あげへんのや?」
真一「なんでて、幼なじみやからやんか」
森岡「お前なぁ、アイツとお前はただの幼なじみやない。幼なじみ以上の仲や。オレが言うのもなんやが、今度はお前がアイツの相手になってやらんのか?」
真一「オレはそんなんやない。同級生や」
森岡「なんで彼女にしようとせんのや?」
真一「オレは幼なじみや。昔から何ひとつ変わらん。確かに仲も良いで。けどそれ以上も以下もない。普通や」
森岡「幼なじみ特有の問題やな…」
真一「なんやそれ?」
森岡「当の本人たちは普段通りにしているんやが、周囲の人間からしたら珍しい光景なんや。感覚の問題や」
真一「なんやようわからんけど…」
森岡「お前、一回アイツのこと、考えてやれ。アイツはお前のことを待ってるはずや」
真一「…………」
浅田「それで、夢の中ではどうやったんや?」
真一「拓(森岡)がえらいオレを説得してたんや」
浅田「実際もあんたを説得してたんやろ?」
真一「まぁなぁ。説得してるみたいに言うてたけど、夢の中ではこの話に続きがあってなぁ…、えらいオレを実際よりもっと説得しよんねん、(優香と)別れたヤツが…」
浅田「あ、そう。それおもろい(おもしろい)やん(笑)」
(回想・夢の中)
森岡「お前、なんで自分は前に出ようとせんのや? なんで自分から手あげへんのや?」
真一「なんでて、幼なじみやからやんか」
森岡「お前なぁ、アイツとお前はただの幼なじみやない。幼なじみ以上の仲や。オレが言うのもなんやが、今度はお前がアイツの相手になってやらんのか?」
真一「オレはそんなんやない。同級生や」
森岡「なんで彼女にしようとせんのや?」
真一「オレは幼なじみや。昔から何ひとつ変わらん。確かに仲は良いで。けどそれ以上も以下もない。普通や」
ここから『歴史的事実』と異なる。
森岡「お前なぁ…、ただの『幼なじみ』でもお前ら所詮、男と女やないか❗ ナンボ『幼なじみ』でも、お前は男や。アイツ(優香)は女や。例えお前がただの『幼なじみ』と言うても、アイツ(優香)がお前のことをただの『幼なじみ』と思ってなかったらどうするんや?」
真一「それはないわ。とにかく、幼稚園の時から何も変わってへん。高校の時によう(よく)誤解されて言われたけどなぁ…」
森岡「それは誤解やない。お前が分かっとらんだけや」
真一「ほな例えばや、あんたがいま言うたことが事実やったとして、あんたが優香さんと別れた理由は、オレのせいなんか?」
森岡「いや、そう言うてるんやない(言っているのではない)…」
真一「ほな、なんでそんなことをオレに言うんや? 何か決定的なことがあったんやないんか?」
森岡「ないわ、そんなもん。とにかく、新潟へ行ってまででも、アイツ(優香)のことをちゃんと見てやることができるのは、堀川、お前だけや。オレではない。手紙待つより、いっそのことお前から動いてやれ」
真一「一体どうしたんや? 何かやらかしたんか?」
森岡「違う。アイツ(優香)見てたら寂しそうな顔しとった…。オレが心配してたら『飽きた、別れてほしい』って…」
真一「…………」
森岡「お前なら、アイツ(優香)の気持ち、わかるやろ?」
真一「…………」
森岡「アイツ(優香)を見てたら、やっぱり『オレではない』と思った。堀川やないと…。オレはお前みたいになれんかった…。だから、アイツ(優香)はお前やないとアカンのや。それに、いま話しててお前はアイツ(優香)がどういう心境なのか、わかってるんやろ? 新潟と南町って離れてても、お互いの気持ちをわかりあえるのは、アイツ(優香)からしたらお前だけやないか」
真一「そんなことはない。村田さんとかおってやないか」
森岡「あのなぁ、女同士と男の幼なじみとはまた意味合いが違う。そらぁ、村田さんとかとも連絡とりあってるやろ。けど、心の支えになるのは、オレではなかった。かといって赤の他人でもない。お前なんや。アイツ(優香)には堀川、お前しかおらんのや。ここまで言うてもお前、まだ否定するんか?」
真一「えらい熱弁するやないか。あんたは優香さんとやり直そうと考えんのか? やり直したらええだけやんか」
森岡「アイツ(優香)なんか、もうええねん。とにかく、アイツはお前だけや。よう考えて、アイツの側にいてやれよ。アイツはお前を待ってるぞ」
その後真一は、大阪に着くまで延々と森岡の未練話を何度も何度も聞かされた。途中渋滞にも巻き込まれ、大阪まで4時間かかった。
浅田「あ、そう。拓(森岡)があんたを必死で説得したんや…」
真一「『なんで夢の中であんなに説得しとんねん❗』って思ったけどね…」
浅田「ちょっとこれまでの話から変わったなぁ。これまでは実際起きたことが夢の中にそのまま出てきて、ここへ来て拓があんたを説得した…って。このあとどうなったん?」
真一「さぁ、それやがな…」
(回想・夢の中)
大阪で森岡を下ろしたら、真一は村田に電話する。時刻は夜8時を回っていた。
真一「ゴメン、夜分遅くに…」
村田「ううん、大丈夫やで。今どこなん?」
真一「今から大阪出る」
村田「えー❗ 明日仕事なんとちゃうん?」
真一「仕事やで(笑)」
村田「早よ帰らんと…」
真一「帰るで。拓はこの4時間延々と未練タラタラやったわ」
村田「そうなん?(笑)」
真一「もう、参ったわ…(笑) ところで、優香さんから手紙来るのはホンマなんか?」
村田「ゆうちゃん言ってたで」
真一「なんでオレなん?」
村田「いやぁ、それはわからんけど…。幼なじみやからかなぁ…」
真一「いや、そんなんでオレに手紙出すような人やないんやけどなぁ…」
村田「けど、ゆうちゃんが言ってたからなぁ…」
真一「何書いてきてんやろ?」
村田「さぁ…」
真一「まぁ、手紙待ってみよか…」
村田「うん」
真一は村田との電話を切り、大阪から家路についた。
翌日から真一は仕事に没頭した。優香のことも気になっていたが、森岡と村田から聞いた優香からの手紙を待つことにした。真一は手紙の真意を半信半疑に思っていた。
真一(なんで、オレに手紙が…?)
森岡と村田から話を聞いて1週間経ったが、優香から手紙が来ない。
真一(どうなってんねん…)
真一は、やはり森岡と村田のウソだと思っていた。しかし、優香が森岡と別れてから1人ぼっちであると推測し、5月からそのような状態が続いていると考え、気がかりだった。
真一は村田に電話する。
村田「もしもし」
真一「もしもし」
村田「あ、堀川くん」
真一「ゴメン、今かまへんか?」
村田「うん」
真一「あの、例の『手紙』の件なんやけど…」
村田「あ、うん…」
真一「ホンマにオレ宛に手紙が来るんか?」
村田「うん、そう聞いてる」
真一「間違いないんか?」
村田「え、うん…」
真一「違うんやったら、今のうちに言うといてや」
村田「間違ってないよ…」
真一「……。わかった。その『手紙』がまだ来ないんやけど…」
村田「え? そう言われても…。『手紙書く』って言うとっちゃったから…」
真一「それで、もう待っててもラチあかんので、電話して聞こかと思ってるんやけど…」
村田「うん」
真一「村田さん、新潟の電話番号知ってるか?」
村田「知ってるで」
真一「悪いけど、教えてもらえんやろか?」
村田「わかった」
真一は村田から優香の新潟のマンションの電話番号を聞いた。
そして、真一は新潟の優香に電話する。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます