第3話

学校を出て十分ほど経ち、富田とはここで別れることになる。富田の家は俺が住むマンションから十分ほど歩けば着く距離にあるらしいが場所は知らない。

俺は再び歩き出し、五分ほどでマンションに着いた。


「ただいま」


と言いリビングに入ると明香里がこっちに近づいてくる。


「おかえりお兄ちゃん。シワになるから制服ちゃんと掛けておいてね」


「分かってるって。明香里って優しくて世話焼きとか最高かよ」


と冗談交じりに言うと


「はぁ!?別に優しくないから!お兄ちゃんがダラしないと私までそう見られると思って言っただけだし!」


と顔を赤くしながら言い、自分の部屋に戻って行った。俺は自分の部屋に行き、さっきの明香里可愛かったなと思いながら部屋着に着替えていた。


リビングに戻り、録画していた昨日のアニメを見るためソファに座る。ちょうど春アニメが始まった時期なので新しい四本のアニメを見ることにした。全て見終えた時、お腹が空いていることに気づいた。


「そういえば帰ってきてから何も食べてないな。明香里は何か食べたのかな」


今は二時過ぎなので明香里はもう何か食べてるかもしれないと思ったが一応聞きに行くことにした。

明香里の部屋の扉をノックする。


「明香里、昼飯食ったか?」


部屋の扉が開き、明香里が出てくる。


「もう食べたよ。冷蔵庫にお兄ちゃんの分の

チャーハン入れて置いたから温めて食べて」


「料理出来る妹最高」


「うるさい!早く食べて!」


と言い部屋に戻って行った。






「は?美味すぎ。プロかよ」

明香里が作る料理は店を開けるレベルだ。






―――――――――――――――――――

もう少しでタイトル回収していくと思います。

引き続きよろしくお願い致します。

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