第2話

学校に着き、掲示板に貼られたクラス分けを見てから、案内された教室に向かう。教室にはすでに、半分以上の人が来ていた。席は名前の五十音順で決まっていて全部で六列ある。俺は四列目の一番後ろの席だった。


「おはよ内藤」


「おはよう富田。また同じクラスなんだな、一年間よろしく」


今話しかけてきたのは前の席に座っていたポニーテールで凛々しい顔をしている富田彩乃とみたあやの、中学二年から同じクラスだったので仲良くなった女友達だ。それに、この学校を俺と同じような理由で選んだ人はまぁまぁいるので、このクラスにも彩乃の他にちらほらと同じ中学校だった人がいた。


五分ほど経ちクラス全員が席に着いたので、担任の先生が自己紹介をし、今後の時程を説明した。これから入学式なので廊下に並んで体育館へ移動する。

入学式は校長や生徒会長の話を聞き、学校の規則などの説明をされ四十分ほどで終わった。


教室に戻り、これから自己紹介タイムだ。

「じゃあ、名前と趣味とか好きなスポーツを言ってくれ」 と先生が言う。

浅田、上田、内田と自己紹介が始まり、


「富田彩乃です。バドミントンが好きです」


富田の自己紹介が終わり、


「内藤大輝です。趣味は読書とゲームです。あ、サッカーが好きです」


と俺が自己紹介をする。さすがに読書とゲームだけじゃなんか軽蔑されそうだったから、中学の時三年間部活でやっていたサッカーを好きだと言っておいた。まぁサッカーは好きだがまたやりたいとは思わない。


全員が自己紹介を終え、先生がこれからの日程を説明していた。

この時俺は、自己紹介で趣味をゲームと言っている人やオタクっ気がある人が結構いたので、このクラスに結構馴染めそうだなと安心していた。これから今週一週間新入生は、午前中までで、学活でクラスの事を決めたり、親睦を深めたりするそうだ。


「気をつけて帰れよ〜」 と先生が言い、教室を出ていく。


「内藤、これからどうする?」


「どうするも何も家に帰るだろ」


「それもそうか、じゃあ一緒に帰ろ」


「ああ」


と言い俺と富田は二人で教室を出る。






―――――――――――――――――――

ここまで読んでいただきき、ありがとうございます。多分読んでくれた人は登場人物の特徴などが分からず、読みにくかったと思いますので次話は大輝、明香里、彩乃のキャラ設定になります。

それと、ここまでで疑問に思ったことや、おかしな点があれば指摘して貰えると助かります。

これからもよろしくお願い致します。


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