総集編 登場人物編~今からでも間に合う「創世神話(改)」


●ロウギ・セト:

 主人公。宇宙連盟よりの使者だと名乗り、惑星エラーラのウルクストリアに現れる。灰金髪に青い目で、感情を表に表さない。


【宗主国ウルクストリア】

●トルキル・デ・タウル・ロスル:

 ウルクストリアの大連。貴族の最高位大公でもある。訪問者ロウギ・セトの身元引受人となるが……。

●ダムセル・ダオル:

 少年の頃からトルキルに使えていた股肱ここうしんだが、トルキルの逃亡を助けた後に行方不明となる。

●ゲスデン・ウムル:

 代々トルキル家の執事で、父ヌムル、息子エムルもトルキル家に仕える。書籍版ではエピソードがあったが、web版では名前のみ登場。

●ソルエル・ダル・ウルク・ラ・グリマ六世:

 エラーラの宗主国ウルクストリアの宗主。惑星エラーラの最高権力者。正妃はアスタリア皇女、次妃はテムルル・テイグの娘。まだ宗主となって浅く、テムルル・テイグを頼り切っていた。宗主の称号“ソルエル・ダル・ウルク・ラ”とは、『ソルディナとエルディナとを統べるウルクストリアの王』を意味し、名の“グリマ”には『光り輝く者』という意味がある。

●テムルル・テイグ:

 元は西インシュバルの行商人。情報戦略で成り上がってウルクストリア大臣となり、娘を皇太子の次妃として皇子誕生を機に丞相じょうしょうとなるが……。

●テムルル・エイグ:

 ソイグの放蕩息子でウルクストリアの大夫の一人。緑色の瞳の美青年。妖しい魅力はまさに翡翠鳥のよう。言動は謎に満ち、婆娑羅ばさら族を従えて何かを企む。

●レリデ:

 テムルル・テイグの美しい後妻で貴族の出。財力で婚約者と引き裂かれ、テムルル・テイグを憎んでいる。

●リルデ:

 現宗主の次妃。第一皇子を産む。レリデの娘でありエイグの妹。兄を心から慕う。

●ドナレオ・ダビル:

 思想犯として幽閉されていた狂科学者で、驚異的な頭脳の持ち主。少年の頃のテムルル・エイグと出会って初めて、その思想や科学的思考を理解される。ラヴィア島裏側の洞窟に、テムルル・エイグにより秘密研究所を与えられる。

●シルニン・イクル:

 ウルクストリアの大夫の一人で、トルキル派にもテムルル派にも属さない日和見主義の中立だったが、丞相テムルル・テイグの急死後、テムルル・エイグの接近を受け、大臣となる。

●ジグドル・ダザル:

 ウルクストリア第五憲兵隊隊長。トルキルやロウギ・セトを取り逃がした失態により一時は一兵卒となるが、執念で返り咲き、後に大監だいげんとなる。

●タルギン・シゼル:

 ウルクストリアの雑貨商で情報屋“千人街の蛇穴”でもある。ロウギ・セトが情報を求めて店を訪れ、逃亡を助けることになるが……。

●ファアティ:

 謎の女。タルギンの店の隣人。月読祭でも登場。実は、少女の頃にテムルル・テイグに拾われて間諜かんちょうとなり、トルキルの恋人だったアリダとも関わっていた。タルギン・シゼルもかつて世話になったらしい。

●巨蛮人バルカン:

 円形闘技場=COROSIAWでのロウギ・セトの対戦相手。炎人と海人の混血にして殺戮の蛮人で殺人鬼として恐れられているが……。 


【衛星国アスタリア】

●シェリン(アケリナ・アディティ):

 本作のヒロイン。父も母も無く、街角で歌って木戸銭を稼いでいたのを、ギイレス・カダムに拾われ、“星界の天使エトラム・バード”の歌姫となる。心の奥底に沈む思い出したい唄を思い出せない。黒髪に黒い瞳。

●ギイレス・カダム:

 歌手であるシェリンの世話人。どこからか資金を得て、“星界の天使エトラム・バード”と歌姫シェリンを有名にするが、壮絶な死をとげる。

●セリナス・マリグ:

 若者の集う繁華街の店で生演奏する“四人の英雄アバル・エランシ”の人気者。シェリンに一目ぼれしたが……。

●ナイラス・ギリム:

 “四人の英雄アバル・エランシ”の一員。慌て者なところもあるが友人思い。 

●ベイレス・ドルク:

 “四人の英雄アバル・エランシ”の一員で、冷静なまとめ役的存在。

●タナウス・ゲイグ:

 “四人の英雄アバル・エランシ”で歌を担当し、マリグと人気を二分していた。引き抜かれてウルクストリアに行ったまま、婚約者とも音信不通の行方不明になったらしい。

●サウサル・ムリグ:

 アスタリアのサウサル城主でトルキルの旧友。面倒事は嫌いだが、友情には厚く、逃亡したトルキルをかくまう。

●アリダ:

 アスタリアに遊学中の若き日のトルキルと運命的に出会い、指輪を贈られた。異国の歌姫として先代宗主に求められ、拒否してソルディナに逃亡するも、テムルル・テイグによりウルクストリアへ連行され、水原カレルに身を投げたらしい。


【惑星ラダス】

●タウジ・ガネ:

 宇宙連盟の事象分析局長官で生真面目な男。ロウギ・セトの秘密は代々の長官のみ知るようだが、その長官でさえも多くは知らない。

●ヘラ

 タウジ・ガネの秘書をしている有能な女性。柔軟な考えを持ち、ロウギ・セトを心から心配しているように見えるが、本当に心配しているのは……。


【その他の惑星】

●リース・イルリヤ:

 タウ・ケティを目指す地球の移民船ホープ号の操縦士。しかし、その目的は実は妨害工作であり……。詳細は第4章で。


李月花リー・ユエファ

 地球の移民船ホープ号で人工冬眠する移民の一人。カリフォルニア工科大学博士課程中退で天文学の専門的知識を持つ。ホープ号の人工知能PAMERAの失われたデータ修復の為、PAMERAに繋がれるが……。


●アスナール:

 惑星セナンで戦禍に巻き込まれ、流浪の果てに、二重の虹が架かるナーランの谷を訪れ、幼馴染みのエルリーダと運命の再会を果たすが……。

●エルリーダ:

 惑星セナンで戦禍に巻き込まれたアスナールの幼馴染み。二重の虹が架かるナーランの谷で神殿に仕え、アスナールと運命の再会を果たすが……。


【???】

●ナーサティア:

 ロウギ・セトの邪魔をしようとする謎の唄歌い。長い銀髪に赤銅色の肌と朱金の瞳という特異な容貌で、人知を超えた存在であるらしいが……。



登場人物は、だいたいこんな感じです。

第4章で新たに登場する人物もいますが、それは後程に。




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