いわゆる異世界の王道ともいえる世界が舞台のお話ですが、世界観がしっかりと描かれつつ、設定も上手く練り込まれている印象を受けました。
上級冒険者が記憶を引き継いだまま駆け出しのころに時間が戻るところから始まるのですが、本来なら組むはずのなかった少女たちとパーティーを組むことになり、時間が戻る前のころには仲間だった人たちと戦うことになるなど、時間が戻るという設定を上手く使って面白さを底上げしています。
シリアス展開もあったり、でも基本は賑やかな冒険の旅は、メリハリがあって読んでいて楽しい気分になります。
異世界ものが好きな方は、安心して楽しむことができる作品だと思います