第44話:ダンジョン探索

 俺はダンジョンの1階層にいる莫大な数の魔蝙蝠や魔鼠を活用してゴブリンを養殖し、それを活用してスライムを成長させている。

魔鼠 :体長6から10cm、体重10から30g

魔蝙蝠:前腕長 3から4cm、頭胴長 4から6cm、体重5から15g


 地下1階層にも同じように莫大な数の魔蝙蝠や魔鼠がいるが、それぞれ少し大型化しているし、それに加えて魔飯綱が魔蝙蝠や魔鼠を餌にして生息していた。

魔飯綱:頭胴長14から26cm、尾長2から4cm、体重30から300g

魔鼠 :体長9から13cm、体重20から60g

魔蝙蝠:前腕長 7から8cm、頭胴長 7から9cm、体重30から40g


 地下2階層にも少し大型化した莫大な数の魔蝙蝠と魔鼠と魔飯綱がいるが、それに加えて魔鼬が魔蝙蝠と魔鼠と魔飯綱を餌にして生息していた。

 いや、大型化した3種と魔飯綱が喰らい合っていた。

 ダンジョンで発生した魔物なのに、死体が残り餌として使えるのだ。

 外にまで持ち出せるのだから、どんな構造なのか不思議になる。

魔鼬 :頭胴長16から33cm、体重150から320g

魔飯綱:頭胴長14から26cm、尾長2から4cm、体重30から300g

魔鼠 :体長15から25cm、体重100から200g

魔蝙蝠:前腕長 20から25cm、頭胴長 13から15cm、体重330から440g


 地下3階層にも莫大な数の魔蝙蝠と魔鼠と魔飯綱と魔鼬がいるが、それに加えて魔狸が魔鼬と魔蝙蝠と魔鼠と魔飯綱を餌にして生息していた。

 魔蝙蝠と魔飯綱と魔鼬は大型の物が多くなり、魔鼠は最大値があがっていた。

 そして5種の魔獣が喰らい合っていた。

魔狸 :頭胴長40から50cm、体重3から5kg

魔鼬 :頭胴長16から33cm、体重150から320g

魔飯綱:頭胴長14から26cm、尾長2から4cm、体重30から300g

魔鼠 :体長18から28cm、体重150から500g

魔蝙蝠:前腕長 20から25cm、頭胴長 13から15cm、体重330から440g


 地下4階層よりも下にまでスライムの身体を伸ばす事も可能だったが、ゴブリンを養殖するための魔獣を確保するだけなら地下3階までで十分だった。

 いや、スライムやビックスライムに経験値を積ませるだけなら、ダンジョンの魔獣だけで十分だった。

 危険なファイターキングゴブリンやロードゴブリンを養殖しなくても、合体統合で進化させるだけなら、ダンジョン魔獣で十分だった。


「どう思うサクラ、ゴブリンは殲滅するべきだろうか」


「ゴブリンを殲滅する時は、アレックス様の力を人々に見せつける時でございます。

 王都に闘技場があるかどうかは分かりませんが、王都の民を多く集めて、その場でアレックス様がファイターキングゴブリンやロードゴブリンを斃す姿を見せつけてください、それが1番の活用法です」


「おい、おい、おい、俺が斃すのではなくサクラが斃すんだろ」

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