流星の奇跡
スリーユウ
プロローグ
西暦2100年
異世界
それは物語の中だけ話では無くなった。昔からある神隠しなどの謎の失踪事件は異世界が関係してことが確認されている。そんな中、それは突如として起こった
それは異世界からの接触だった。
突然、開かれたワープホールからそれは現れた。しかし、2つの世界は初めの接触を間違えた。
誤って人を殺してしまったのだ。
最初の接触を間違えてしまっただけなのだがそれが50年にも渡る戦争へと発展していく。
両者は引っ込みがつかなくなるほどまで戦火は拡大し、戦争はいつまでも終わらないと思われた。もう取り返しのつかない一歩手前のところで両者の戦争は終わりを告げる。
最後の戦争、のちに第三次世界大戦と呼ばれる戦争で、戦場の真ん中に両軍を割るように一筋の光が通り、光の壁が出来たことによって戦闘自体が止まった。それから、だれ一人死傷者を出させずに戦争を止めたことからその出来事は流星の奇跡と呼ばれるようになった。
その光の壁を作ったのはなんと今まで人間と戦争などには興味を持たず、異世界の絶対的な強者として存在していたドラゴンだった。
何故、今まで人間の戦争などに興味などなかったドラゴンが戦争を止めることになったかはのちにドラゴンたちから直接語られ、とある少年の願いによって動いたと伝えられる。人間たちはその人間の名を英雄として称えたいので教えて欲しいと申し出るが、本人が拒否したとドラゴンたちがその者の名を教えることはなかった。現在でもその人間が誰なのかは判明していない。
戦争は終結したが両者には簡単には拭えぬ傷跡を残していた。
ドラゴンたちの提案によって戦場だった世界の挟間に学校が作られることになる。最初はそんな学校と馬鹿にされていたが、ドラゴンたちが教師をやると言うことで卒業生はあり得ないほど有能過ぎた。卒業生は元々なんでもない生徒だったが魔力量や知識量、どれとっても天才と言われるレベルまでに引き上げられていた。ドラゴンたちがそんな成果を出して、次の年には入学者が殺到することになる。
その流れはどんどん広がり、今や世界各地にそれぞれのドラゴンが自分の学校を持つことになる。生徒が増えすぎて、ドラゴンたちが直接教える機会は減ったがその代わりに卒業生が教師を務めることが多くなった。しかし、それでも入学希望者が減ることはなく、多くの者が入学を希望した。
両者は歩みを初めて20年、両者の間の溝が時によってやっと埋まってきた中、新たに技術が開発されていた。平和に歩き出した、両国は共同で開発した技術が新たな戦火の火種になると想像すらできなかった。
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