総合的俯瞰的に見た問題点。

今日は脱線しない。


と心に誓って話を戻します。


まずは今回のお片付けが、単なる「なんちゃって断捨離」にとどまらず、「改造計画」にまで発展したのはなぜか。


についてですが——


それは、わが家の構造的な問題に思い至ったためです。


うちは、入籍後、まずは私が新居に引っ越しました。つまり、最初は私の持ち物だけが運ばれて、程いい感じに余裕で収まったわけです。一人暮らしの二間の部屋の荷物を3LDKに入れただけなので、当然と言えば当然です。

で、夫のM夫くんが正式に引っ越してくるまでは、私の家具と持ち物と、ほんのちょっとのM夫くんの身の回りの物だけに囲まれてる状態で、快適でした(笑)


それが、M夫くんが、旧居を引き払って全荷物を運び込んだ時点から、さっそくすべてが狂い始めたのです。


例えば、私はトイレの床には何も置きたくなくて、必要な物やちょっとした飾り物は自分が使っていた突っ張り棚で空中に置き場所を作って、おしゃれな感じにしていたのだけど、そこへM夫くんは旧居で自分がトイレに置いていた小さい棚を持ってきてドカンと床に置いちゃった。


なんか、それがあるだけで目障りだし、格段に掃除がしにくくなったわけですよ。。。

それに、ホコリが溜まる場所が増えるのもイヤだったし。


でも、長いトイレタイム(30分とか!)にいろいろやるM夫くんは、スマホやら本やらiPadやらを置いておく場所が必要なんですねー


それらを床に置かれるのはもっと困るし……というわけで、私もしぶしぶ棚を置くことを認めざるを得ない。


例えば、仕事部屋兼納戸も、M夫くんが引っ越してみたら、M夫くんの本はM夫くんが持ち込んだ本棚にすら入り切らないことが判明。つまり、旧居でも段ボールに入れっぱなしで山積みになったりしてたそうです。


しかたないので、私は自分の本をけっこう処分して、さらには大容量の本棚も二つ買い足して、それでやっとこさ収め。

でも、仕事部屋兼納戸は、見た目パンパンになりました。息苦しい〜〜


しかも、M夫くんは業界誌などが毎月送られてくるので、すでに本棚から溢れ出してて、基本的に片付けをほとんどしないM夫くんなので、それらは主に食卓周りに積み上がっていっていたのでした。


こういうことが、家の至る所で起きているのが、わが家の問題でした。

私が先に整えたところに、M夫くんがあとから空いてる場所に自分のものをいろいろ押し込んだ。

見た目もチグハグ、容量的にもパンパン。

スピード婚(?)だったせいもあるけど、まったく計画性ゼロでとりあえずのスタートだったのです。とにかく、やっといっしょに暮らせるという幸せに目が眩んで、問題は見て見ぬふりで現在に至っていた、ということです。


で、今回、マンションを買わない=引っ越さないとなった時に、わが家を見てみて、あらためて上記のような根本的な問題が再浮上、快適な暮らしを手に入れるためには、そもそもの問題点を改善しなければ、と一念発起したのでした。


収納される物たちを整理(処分)するだけじゃなくて、収納する場所や配置を抜本的に見直す。


かくして、なんちゃって断捨離は、改造計画へ格上げとなりまして。


「ねぇねぇ、もしかしたらマンション買ってたかもしれないことを考えたら、家具を買い換えるとかでもないよね!?」


と、ある晩、私はM夫くんに言ったのでした。

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