オソレオクリ編
第11話 ゲーム大会
2020年 6月某日
シルガーにて
シルガーとはゲームなどを売ってるまちのおもちゃ屋さんである!
「いやはやぁ…、今日は待ちに待ったゲーム大会だねぇ…。おじさん楽しみでゴワス」
この変な喋り方をしてる自称おじさんは我が部の部長、鎌崎花南。
「わぁ、小さい子も居るよ!ンゴ!」
ンゴンゴ言ってるこいつは御伽原ニナ。
「おほ!めんこいですなぁ…カメラ構えたいで候!」
候とか言ってるヘンテコなのが寺田萌里。
「にぱー…」
恥ずかしながらにぱーしてるこの人は神宮寺紗希さん。
なんかマトモだなぁ…と思う。
とりあえず、部活メンバーの中でこういう変な語尾を喋ったりアニメキャラのマネをするのが流行ってるらしい。
俺は、「いい、笑顔です…」とでもどこぞの低音ボイスを響かすPみたいなことを言ってみた。
あれもこれもゲーム大会に参加するためなんだよね…?
「おぉ、モノマネ大会かい?富竹フラッシュ!ってね!あはははは」と時報みたいなのをやってるのがカメラマンの冨岡イチローさん。
「オカルトガチ勢おばさんとか言われるけどそんなこと無いわよ!おじいちゃんが好きなだけだもん!」とそれっぽいこと言ってるのは神宮寺紗夜さん。
「ふむぅ…シルガーの制服。良いですなぁ…萌えですなぁ…」と変態じみたこと言ってる男は大蔵石人。刑事してるらしい。
「あらあら、刑事さん。やっぱり男なんですね」と花南さんが圧をかけている。
「あはは…流石は鎌崎のお嬢ちゃん。お祖母様に似て風格がありますなぁ…」と大蔵刑事が茶化す。
「ゲーム大会開幕!優勝者にはなんと〜、大人気の山内堂のWitchが貰えちゃうよ!そして、ソフト1本無料だよ!」と俺の親戚である小野寺家のおじさんが宣伝している。
「よーし、優勝してみんなでWitchで遊べるようにしようぜ!」と俺はノリノリで鼓舞した。
そして、某乱闘するゲームで見事優勝し、部活メンバー全員でWitchを手に入れ、ゲームを購入した。
楽しみが増えたので万々歳だ。
「あ、そうだ。婆さまが住んでる鎌崎家の本籍…というか、まぁ、実家なんだよ。広尾神社の近くで蔵とか門構えとか色々あるけど、あんま気にしないでね?」と花南さんが誘ってくれた。
「わぁ、楽しみだなぁ…」とみんなで言う。
-続く-
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