オシロイマツリ
MasA
イナリカクシ編
第1話 始まり
ここは、南東北にあるという
人口約35万人。
市街地からも山が見えるような、そんな自然と都市が共存するまち。
この物語は、そんな山童根の
主人公の名前は、
彼は、地元の高校である
そして、そんな彼と共に歩いているのは同級生であり、幼なじみ(家が隣)の
ちなみに、ニナは誕生日が11月27日であることから担任の先生から「いいニナの日に生まれたということなんだね…」とか言われている。
…多分たまたまの偶然だとおもうのだが。
そして、ただの幼なじみで同じ高校なだけでなく、なんと部活まで同じなのだ。
実は、この高校には地区などに伝わる伝承について研究する「伝承研究部」なるものがある。
この部活を知っているからこの高校には入ったとニナは言っているが、過去の言動から察することは出来ていた。
例えば、オシロイさまの話になると凄い熱量で話してくる。
オシロイさまと言うのは、要するに恐怖を具現化したもの。
恐怖を祀ってムラの安寧を祈願したのがオシロイさま信仰の始まりと伝えられている。
実際、若篠宮の昔の名前である
ニナの話によれば、オシロイさまは夜中に現れ見守ってくれてるらしい。
…詳細はよく分からないが
「あ、今日鬼柏田植え踊りの練習日だよね?」とニナは言う。
実は、「伝承研究部」は「鬼柏継承部」としての顔も持っているのだ。
「鬼柏田植え踊り」とは、鬼柏時代から綿々と続いている地元の芸能だ。
正月に家々を回っていたそうだが、人手不足で近年はそういったことはしないようだ。
-続く-|
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます