白薔薇の恋

旦開野

恋をするには若すぎる

「僕、先生のことが好きなんです。」


2人きりの教室。告白してきたのは僕が受け持つ生徒だった。ブロンズ髪で青い瞳の男の子。彼はとても魅力的だ。でも…僕は机の花瓶に挿してある一輪の花を手に取った。


「もう少し大きくなったら考えてあげてもいいよ。」


そう言って僕は彼に白い薔薇の蕾を手渡した。

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