第21話 香織の思いと
私は最低だ。
これから私は人を陥れようとしている。
そして、自分の満足を手に入れようとしている。
こう思った経緯を話そう。
私は一目惚れをしたからという理由だけで、マウントを取りに行こうとした。
うん、まぁ、それが恋だもんね。
今まで私は恋というものをした事がない。
それについては色々あるけど、
1つの理由としては男性不信に陥ったからだ。
男性不信に陥った理由は中学1年の夏休み、
個別の塾に通っていた私は、その時の大学生教師にレイプされかけた。未遂で終わったんたけど。確かその人がロリコンで、私が狙われた・・・・・・というものだったはず。
あんな過去は思い出したくは無かったから、
もうはっきり覚えていない。
そして、その時助けてくれたのが、小雪だった。
小雪には悪いけど、今の私にはその時に居たのが、寛人くんだったらいいのになぁ〜と思う。
そこから小雪は、私の辛くないように接してくれたし、手助けもしてくれた。
今の状態になっているのは小雪のおかげだ。
だけど、あの時と似たような感情──憎悪が出てきた。
この前、寛人くんと彩芽さんが同じ家から出てくるのを見て、その感情が湧き上がった。
普段から、カースト高位な女子達が群がって喋っている暴言だ。
心の中でもそんな事は喋りたくなかった。
いや、ダメだ。心の中では正直にいなくちゃ。体がもたない。
ふぅ・・・。あんな屑達と同じにはならない。
絶対に。
私は湧き上がるこの感情を抑える為にも、
彩芽さんを潰す。
むちゃくちゃなのは分かってるんだよ?
だって仕方ないでしょ。
あんな仲良い感じを見せられたら。
どうしろっていうのさ。
私は──ワタシハナニ?ワタッ、ワタシ、ワタシハドウスレバイイノ?ワタシハ──
◆◆
私は、その日の寛人くん達とのご飯は姫星さんと連絡先を交換しただけで、帰った。
◆◆
中途半端だと思う方もいるかも知れませんが、ここが1章完結のつもりです。
2章は・・・・・・構想が定まってません。
決まったら書きます。
字数とかはこれまで通り1000字程度で行く予定です。
遅くなりましたが、
【10000PV】感謝です!m(*_ _)m
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