他力本願な者どもへ

愚痴り場みえちゃん

第1話

他力本願な人。よく見かけますね。


周りには改善を求めるのに自分は何一つ変える気がない。

そして改善を求める発言をしたのだから、自分の仕事はそれで終わり&完璧とすら思ってるフシがある。

大変、腹ただしいことです。

人に改善を求めるなら、そのために自分はこういう行動をするというのは当然でしょう。


特にチームワークを必要とする仕事ならば尚更です。

周囲だけが変わってもアナタが変わってなければ結局、改善はされてないも同然です。


そして周囲にだけ改善を求める他力本願さは、当然に見抜かれています。

そうすると自ずと評判も悪くなっいきます。

アナタの他力本願さが自分を取り巻く環境を悪くさせていってるのです。


正直『ただこうして、ああして。それじゃ困るから。やっぱこうして。』なんて新人でもできるし、大人でなくともできます。

それは『仕事をした』にはなりません。

ただのボヤキでしかないです。

仕事は改善案をみんなに提示、周知した上で、全員でどう取り組んでいくかを考え実行にうつすということです。

ただこうしたほうがいいかも、ああしたほうがいいもだけでは、発案しただけ、発案のしっぱなしで無意味です。


そして他力本願な人は、自分からは何もしない、ああしてこうして思いつくままに口にするから、周囲の人からしたら、日々、言ってることの違う、統一性のない情報を与えられるだけで、混乱させる元になる。

そして日々、言ってることの違う人、そういう上司は職場からすると部下からすると非常に厄介です。


そしてたまたまそばにいた人にしか伝えないから、そういう決まりになったのかと思っていたら、違ったり。

そしてたまたまそこにいなかったから、自分だけ知らなかったり。

そして改善案に1番密接した仕事をさてる人には伝えてないものだから、段取りの悪い仕事の始まりになる。


こうして書いただけでも他力本願な人というのは職場にいると非常に迷惑な存在だ。

他力本願と自己中心的はセットなんだ。

そして人にばかり犠牲を強いて、自分は涼しい顔をしてるものだから、尚更、恨みを買う。

そして自分が少しでも犠牲になることがあると、途端に機嫌を悪くし、八つ当たりしたり、仕事を放棄したりするんだ。

こういうタイプが誰かのために動いたときは、大体、見返りも求めてたらするんだ。

自分はいつも人にしてもらってるのに、些細なことを人のためにしてあげただけで、親切な人オーラをバンバン出してくる。

頼り甲斐のある自分と勘違いし、どんどん増長する。

そしてお礼と喜びの言葉を、言葉にしなくとも求めてくるんだ。


はぁ、こう書いてると他力本願な人にはいいところがないなぁ。


他力本願な人が家庭にいたら、それもそれで煩わしいことこの上ないだろうし。

家庭を築く相手として、他力本願な伴侶ほど困るものはないだろう。

やはり相手にばかり改善を求め、こうしてほしいという要求ばかりしてくるのだろうから。

自分が快適に過ごすために、自分では何一つ努力しないんだ。

そして自分は相手が快適に過ごすための努力や歩み寄りはしないんだ。


そして今までが他力本願で生きてきたのだから、注意されて一旦は他力本願がナリを潜めても、喉元過ぎれば出てくるのだ。

しかもちょい出ししてくるのだ。

それを許すと、あっという間に逆戻り、ひどければエスカレートする。


自分の性格の改善さえも、人任せなんだろうなー。

人生を自分で切り拓く気概がないんだろう。

人の踏み固めた道を進むんだろう。

踏み固めてくれた人を押し除けて、自分の功績にするんだろう。


これでは孤独になるのも頷ける。


人に改善を求めるなら、自分はそれ以上の努力をしよう‼️

1人はみんなのために、をすれば、いずれはみんながアナタのために何かをしてくれますよ。

人は支え合いです。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

他力本願な者どもへ 愚痴り場みえちゃん @gutiriba

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ