アラームの詩




 夜が終わったのも気づかず


 太陽の誕生すらも立ちあわず


 通話のボタンが切られないことだけに安堵したい


 きみの病気は個性でも病気でもなく


 ぼくにとって素敵なきみでしかないよ


 夜明けを丸ごと無視したぼくらに


 スマートフォンが場違いな声を出してる


 6:30がなんだ


 学校がなんだ


 仕事がなんだ


 と笑い合っていられたら

 

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