第2話 おはよ おかーさん
痰が少し絡んで 少し出してを数回繰り返して お水を飲んで
このまま2分の1くらいの確率で寝れるから 様子見してたけど
珍しく、今回はかゆみがあまりないと思ったら(笑
一気に、中発作以上来るかゆみが来て、慌てて起きてうがいした
左足と、左お尻 痛いけど、昨日ほどじゃ無くなってきた
布団から出るちょっと前、のどが一気にかゆくなる数分前、、、
おかーさんが私に 年に1~2回言われたことを思い出していた
「 親のありがたみは、親が死んでみないと判らない。 あたしもババにずっと言われていて、死なれてみて判ったから、おまえもそうなんだろうな 」
うん、、、
そうだった。
おかーさんと、この3年間で親子に成れたと思う。
おかーさんが措置入院をして、エビリファイ錠を飲むようになってからのこの3年間。1度もケンカしたことが無かった。
エビリファイ錠をおかーさんは、精神科に行きたくないとちょこちょこ言っていたけれど、それでも行ってくれた。ありがとう。
エビリファイ錠のおかげで私たち、私とおかーさん、、、親子に成れたと思う。
エビリファイ錠 ありがとう。
痰、、、
おかーさん入院中、かなり絡んでいたね
4日の日に、付き添いでとまった日
私が1度帰るまでに3回、痰を吸入されていたね。
吸入が苦しいの、知ってたんだ。何度か呼吸器で入院してたから、隣りのベッドのおばあさんとかが吸入を嫌がったり、泣いて吸入するならこのまま死にたいって、、、でも、吸入されちゃうんだ、、、
おかーさんは、2回は何も言わずに我慢して吸入していたけれど、3回目は「 出来る自信がありません 」と言ったら、看護婦さんは「 やってみないと判らないからね、じゃあやってみましょうね 」とされて、途中でやめてくださいと言うようなことを言っていたけれど、最後まで頑張ったね、、、痰の吸入は苦しいけれどそのあとの呼吸は少しの時間は、楽になったよね、、、
少しの時間呼吸が楽になるために、とても苦しい痰の吸入をしなければいけなくて、、、おかーさん お疲れさま もうしなくていいよ 愛してる。
おかーさん 寝るね、おやすみなさい
早くおかーさんのいる1階に移れるように、荷物整理するから待っててね。
ちえこ
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