転生に失敗した者の末路
トンケント
第1話
ただの十二年。それが私の生涯でした。
私の自慢の檻は一辺90㎝の立方体です。
定期的に放り込まれる食料に食らいつき水を飲み、腰が曲がるのを実感する日々でした。
ワンと泣くことは許されず、ポロポロとフンが出るばかりです。
私は前世で何をしたのでしょうか?
もう首輪には慣れました。
順従することを覚えました。
これらは後世で活かして生きたいです。
もう考えることは何もありません。
転生に失敗した者の末路 トンケント @tonkento
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます