十七章資料 獣油、刺青、スーパーベイビー・他

■獣油(Animal oil)


 獣から搾り取った低級な油、非常に古くからある油である。


 記録は有るが古くは十万年以上前からあるもので精製されていないため、直ぐに固まったり燃えにくくなったりする。


 デリケートなのではなくて、質がバラバラなだけである。



■刺青(Tattoo)


 サイガが全身に施しているもの。


 サイガの入れ墨は悪魔除けであるがかなり昔に創られた種類の入れ墨で、全身に彫らなければ意味をなさないタイプのものである。


 つまりどこか部位が欠けたら意味を成さなくなるのである。



■スーパーベイビー(Super baby)


 いわずと知れた人間以上の赤子を作りそれを育て鍛えた上で兵士にしようというすごく気の長い計画ではあるが、それをしなければならないほど……いや考えなければいけないほど追い詰められている証拠でもある。


 兵士の数は物理的に足りてないし、何が何でも兵士が欲しいため研究が続行中のものである。



■B・C種(Biological calculator)


 いわゆる生体演算器のことである。


 M・Mを制御できるくらいの計算能力は持っていますが、精神年齢は幼稚園児くらいのものである。


 パートナーの代わりになるような生命体であるが、取引を行っているのは兵器メーカーで、パートナーと会えなかった騎士ナイツやパートナーを失った騎士に紹介されたりしますが非常に評判が悪く個人受けしていない。


 これ自体は、異形のクラゲのような本体に脳ミソが詰まったような形状をしていてビーカーのような容器の中に密封されている。


 自体発光もするため非常に不気味で、暗い所で子供が見たらお化けが出たーといって逃げ出すような形をしている。


 国家に対しての取引ではそれなりの実績を得ている。


 理由は単純明快に安くつき、早く揃えられるからであるが……。


 使う側からの評判は良くないようである。



■悪魔召喚(Devil summon)


 下級悪魔を召喚し従え兵士の代わりをさせる計画である。


 稀に上級の悪魔が呼び出され悲惨なことになったりもする危険な計画。



■デビルジュエル(Devil Jewel)


 悪魔召喚した悪魔を強制的に従わせられる特殊なアイテム。


 悪魔にとっても破壊したいとされる特S級アイテムである。



■飛鳥公爵と明日香嬢(Duke Asuka and Miss Asuka)


 本作品の主人公とヒロインだがカタカナ調で書いた瞬間、混ぜるな危険になるのである。


 コレは意図してやったもので、考えていなかったわけではない。


 漢字で名前が表記されることのできる国に行くと分かりやすいのだが、今のところその表記ができる国は二カ国しかない。


 扶桑ふそう皇国と斑鳩いかるが国の二つである。



■グランシスディア・ゼロシティーが例外

 (Gransysdia Zero City is an exception)


 魔改造を都市そのものに行うのは、本来は管理者に先に許可を取り付けておく必要があるがそれが後発でいいとされていることから、例外だといっているのである。



■古都の管理者(Administrator of the ancient city)


 グランシスディア・ゼロの州知事、グライア・シュトゥーム州知事のことを暗にさす用語。



■剣聖候補生(Sword Holy Candidate)


 その名の通り、剣聖を目指す候補生のことである。


 今章で出ているのは、座天使(Throne)のうちの一人で位階は三位であった。


 この世で十三機しかいない座天使のうちの一機である。


 この剣聖候補生の上位に剣聖次期候補(Candidate for the next sword holy)が七機居りその頂点に剣聖(Sword holy)がいる。


 そのような仕組みになっているのである。


 ここでは説明できないほど細かいので、剣聖の項目が出たときに改めて説明することにする。



■剣聖(Sword holy)


 この世で一番強いといわれるナイツに送られる称号である。


 現在はフィールス・イザリアットが務める。


 二万九千四十年現在、何代目というのはすでに明示されていない。


 仮に答えるなら第一万八百八十五代目ということになるからである。



■ナイツオブナイツ(Knights of Knights)


 さきほど話に出て来た剣聖次期候補の別名である。



■獣脂(Tallow)


 獣油と同様のものただし、固形。



■人族主義者(Humanist)


 ここでいう人族主義者とは、人族がすべての頂点に立つものであるという傲慢な考えを持つ者たちの事である。


 他の種族を奴隷扱いにしてでも人族さえ、下手をすると自身が良ければ他はどうでもいい、という者たちのことであり新人族は殺してしまえという様な連中のことなのだ。


 基本的に金や権力に溺れて周りの事を考えなくなった者たちであるとされる。


 新人族を特に嫌っており進化しなくてもいいとさえいうのである。


 種としては終わっていても残り少ない自分の人生は全て俺のものだ、他の奴なんて死ねばいいなんて公的にいえる奴等のことである。


 そしてこの主義者になると子孫なんてどうでもいい! 自分さえよければという考えになるといわれている。



■エテリウム(Etherium)


 地名、かなり広い大陸の一つだが現在は異界となっている。



■シルヴァ(Silva)


 地名、そこそこの広さを持つ異界、但し周辺国家が密に連携して作戦行動を全て破壊するためどこの国も攻略できていないうえに自らおこした悪魔召喚に失敗したらしく現在は音信不通となっている国の跡である。



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