第五節:白旗の罠
「撃ってきたら全力で回避してエアリアルフォートレスごと始末するとしよう」私がさらに続けた。
「そもそも話し合いが通用する集団ではないと、思いますが?」と
「エアリアルフォートレスが大きすぎて疲れるんだよね次元斬」と私がめんどくさそうに答えた。
「あーそこでしたか
「アスカはその場でバックアップ」といって近づいて行くこの段階、五百メートル手前で分身を掛けたそして分身体のほうで旗をつまむ
するとそこを
「ほらな」と分身体を消したエアリアルフォートレスの上部が斜めに大きくえぐれていた。
“みじん切りで構わんな?”外部音声ではっきりという。
“命乞いの時間は終わりださぞ楽しかったろう。”外部音声で追撃する。
引っかかったと思った筈だからな。
とその時違和感が有ったので行動間隔を0.05秒までに短縮してミヒャイルⅡを一瞬でアラワシⅢの隣までバックジャンプさせる。
さっきまで経っていた場所に一本のランスが突き刺さっていた。
外部音声のまま話し出した。
“居るんだったらさっさと出て来い!! それとも不意討しかできない卑怯者か!!!”と私は挑発した。
新たな機体がエアリアルフォートレスの裏手から一機だけ現れた色は鮮やかな緑であった、得物は二刀の太刀の様であったが一本を地面に右側に突き刺した。
「軽装級か速いなかなり……」と呟く。
向こうにも聞こえたらしいかった。
「隊長新手です緑色が二番隊とやり合っていますが押され気味です、指揮官機はいませんが」とセイランから報告が飛んできた。
「あぁ、見えてる緑の指揮官機がな」と私はいうと大戦野太刀を構えた。
「エアリアルフォートレス内部に居たのとは違うな、多分潜んでいたんだ」と私それか別のエアリアルフォートレスが居る可能性もあるなとは思った。
「アラワシⅢは後方の
「こっちにも新手が来ているようだ」と私が続ける。
「アスカへ最初から全力で頼む後方に三機だ」と私はいいながら構えた。
「了解全速で行きます」とアスカ嬢がいうなり、緑色の一機のコクピットを横から大太刀で貫いた返す刀で上向きに切り上げたため
そいつは崖下へ転がり落ちた。
これがこちらの戦闘の合図になった。
確かに速いが見えない訳では無かったので瞬間にミヒャイルⅡが
対象はこれを回避するとバランスを崩しながらもこちらを狙ってきた、こちらは高速振動刀モードはまだONにしていない状態でテストをしているのである。
刀を受けに来たので刀をクルリとオオイクサノダチを返して対象の刀を側面から叩き折に行った。
対象の緑がフルバックしてこれを凌ぐが刀自体は当る瞬間だけ高速振動刀モードにしたので対象の刀が半分ほど斬れていた。
対象の緑はこれに気付かなかった様でこちらのオオイクサノダチと刀を打ち合わせに来る。
何が起こったのか分からない緑。
三度目フルバックして右側の刀を取りに戻る、
この瞬間にアラワシⅢは二機目も首を跳ね飛ばし・肩関節を切断して二機目も
どうやら相手はようやく自分たちが相手にしているものの正体を
アラワシⅢの前の緑はじりじり下がりだした。がそれを許すアラワシⅢではないが、アラワシⅢがバックジャンプしてFPT前まで移動する。
そして大太刀を正眼の構えに持っていく。
こちらは一足飛びで緑の前まで瞬間的に移動し受ける刀ごと緑を
緑の大将は討ち取ったのが分かった気配もないが、脱出したのが分かった。
逃がすわけにはいかなかったので、多少怪我させてでもレーザーを
緑の大将が草むらに落ちたそのまま上からネット弾を撃ち込んで置く。
問題は後方に殺気が有ったことであるその場で回し
流石にそれには乗って来ずバックジャンプを実施してアラワシⅢと振り向いたミヒャイルⅡの間に着地する。
最もアラワシⅢには緑色が接近してきていた為、連続突きでグランシスディアラインをバラッバラにした
当然そんな所を突かれたら各部位がもげてその場でべシャっと
その上で問答無用で頭部を
消失部位が七箇所になっていた。
橙は私の前に立っているだけで動けないでいた。
明らかに
まぁ投降勧告を行うことになるわけではあったが、まずアラワシⅢが背後から最上段から一振りして背面のバーニア周りを断ち切ったのである。
橙はこちらににらまれて蛇に睨まれた蛙状態になっていたので仕方が無かったともいえるし「バーニアは厄介だったので切り落としました」とアスカ嬢、周囲警戒しますといって大太刀を担いで行って転んでる胴体だけの緑の背中をさらに踏んづけてからコックピットが開けられない様に蹴り飛ばした。
その一撃で
「これ以上抵抗はしないから殺さないでくれ!!」と泣きながらいったのである。
この画像を、
「セイランに送って、どうする?歩兵が居ないからなこちらには」といった。
「無理矢理ですが特殊鋼の手錠で我慢して貰いましょうFPT側からギルデュースで出てギルデュースで持ち帰りますか」とセイラン。
「もう一人捉えてはみたんだが緑の大将格を……」と私が追加でいった。
「そちらには四機のギルデュースが居ますよね彼らに捕まえていてもらいましょう……」とセイランがいってギルデュース四機で二人を拘束し。帰ることになったのである。
ブルーアジュール側の被害は十人とパートナー十人の二十人全員なのでかなりの被害なのだが。
即時このことを州知事に報告し準騎士団側で預かってもらってもいいかな? と伝えると分かりました何か吐くようであれば部屋にミクロチップでも仕掛けておきますのでということになった。
残念ながら「ン……もう一人いたなアスカ嬢ギルデュースのFPTに頼んでさっき蹴り飛ばした奴も一緒に詰めて貰ってくれ」と私。
「分かりました」とアスカ嬢はFPTにコクッピットフレームが歪んで空かなくなった緑色も一緒に詰め込んで貰う。
第七章 第六節へ
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