設定5 グランシスディア世界の魔法のエンジン

 この世界のエンジンは、内燃機関ではなく、魔法での外燃機関なのだ。


 独自の魔法文明が発展し、機械文明と混じった末に生み出されたものである。


 地球に現存するような内燃機関は無いわけではないが、非効率的と言われ博物館に入っているような代物である。



 魔法的領域拡張能力を持つ外燃機関なのである。


 一般的にマップテックと呼ばれる。



 魔法のエンジンと呼ばれており、シリウス、ファウスト、ホワイトムーンから注がれる光をエネルギーにして、魔力を媒介に動く。


 このため光さえあれば、魔力で様々なエネルギーに交換できる。


 様々な分野で使用され、小型化されていった。


 一般に小型化するとエンジン出力が小さくなるのが内燃機関であるが、魔法的領域拡張のおかげで小型化してもエンジン出力があまり落ちない。


 大型化した場合、更なる飛躍も遂げられた。



 バイクの小型エンジンにはじまり、要塞の超大型設置型エンジンまで様々な分野で使われる。


 特筆して伸びたのが、M・Mエム・エムのものだっただけである。

 

[文末資料]-----------------------------


■Magic amplified photon conversion type external combustion engine=

 MAPCTECE:魔導増幅光子変換式外燃機関、略称はマップテック


 魔法のエンジンユニットの正式名称である。


 システムの内部に超強力な魔導魔力エネルギー触媒をもちシステムの外部でコア領域と繋がった外部でエネルギーを生み出す機関のことである。


 搭載されている車輌・船舶・兵器の外部フィールド上に魔導で拡張された四次元空間を持ち、その内部でマジック・エクスターナル・コンバスジョン・エネルギーを発生させる。


 マジック・エクスターナル・コンバスジョン・エンジンから発生するエネルギーのことであり魔法で増幅された光子をエネルギーに変換し超々強力なエネルギーが発生する。


 そのエネルギーがもつ、光子圧力そのものによりM・M等や各機材の各部にあるマジック・パワーシリンダーを稼動させるほか、マジック・ファンクション・タービンによる再増幅、マジカル・エフェクターを介した魔法変換によって他の機材の稼動に必要な魔力や電力などを供給する。

 また、マジカル・エフェクターは電気と魔力以外にも魔導力・魔法力・精霊力・呪力・熱・風力の様な様々な形態のエネルギーに変換することが可能である。



 グランシスディアに存在するありとあらゆる乗物などに搭載されているマップテックや城などに設置されているマップテックであるが、その中でもM・Mに搭載されるマップテックが最も小型で強力なエネルギーを生み出すことが可能なのだ。


 少ない光子量の夜などでも安定してエネルギー等を供給できるのがM・Mに搭載されているマップテックだといわれている。



 因みに、M・M用マップテックの最低出力は、地球馬力換算で三兆馬力にも及びそのサイズからは考えられない位の出力をほこる。


 三兆馬力は、Eクラス魔業機のエンジンになり、級の階位が一上がるごとに一兆馬力が加算されるものと思って相違ない。



 マップテックは、技術者(主にデザイナーやメカニック)によりチューンナップされ大抵の場合、元のスペックよりも高いスペックで動かされている。




姫君の影武者、設定資料集へはこちらから

https://kakuyomu.jp/works/16816700425930285626/episodes/16816927859596887604

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