第14話遺跡の巨人
遺跡の中へ進むと両サイドに壁画がずっと描かれており、上を見ても同じようなものが描かれていた。
村長と共に先へ進んでいくとそこには広い空間があった。
その空間にも壁画が描かれていた。
壁画を見ていると村長がこう言った。
「それには触れないでおくれよ。あの凍りづけの巨人の氷が消えてしまうからな。」
と言い続けてこう言った。
「行くぞ。若者よ」
先に進んだ。
進み続けるとそこには今まで通っていた道になかった大きな門があった。
その門を開けて進むとそこには氷づけにされた巨人がいた。
その巨人は何かを掴もうとしている態勢で凍りづけにされていた。
巨人の横を通りながら先へ進むとそこには祭壇があり、祭壇には書物が置かれていた。
その書物を手にし開くとそこにはかつてこの辺一帯が巨人が住んでいた場所だったことを表しており、巨人が人間だったことも丁寧に記されていた。
それをみた村長と俺は驚いた顔をしながらお互いの顔を見合わせた。
そして祭壇にはもうひとつ置かれていた。
もう一つのものを手に持つと古びた笛だった。
それを見ながら村長にこう尋ねた。
「村長もここに来たのは初めてなんですか?」
村長はこう答えた。
「あぁ、わしも来るのは初めてじゃ。」
そう言いながら他にないか探しているとどこからか地面が割れるような音がした。
その音がする方を見ると氷づけの巨人の方からだった。
氷づけの巨人の氷が崩れていくのが見えた。
To be continued
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