第11話 島からの脱出
そして19XX年7月9日の朝になり船に食料などを積み込んで船出の準備を済ませ、兵士たちに乗り込むように告げ全員が乗り込んだのを確認したと同時に出港した。
なれない船出にはなったがどうにかしてあの島から脱出できた。
あの島を離れてしばらく海の上を漂流することになったがなんとか魚などを手造りの釣り竿で釣りをするなどして持たせたがあの島を出港し何日が経過しただろう?
どこを見渡しても海しかなかった。
変わることのない景色が続くそう思っていたある日、ちょうどその日は荒れ果てた日だった。
波が激しく揺れる中、船のどこかしらの部分から海水が入ってきた。
海水が入ってくる場所を何とかして塞ぐよう兵士に指示をするが塞ごうとしてもどんどん海水が船内にたまっていった。
その日の天候も最悪だったため、船のかじを取っている兵士がエルマンにこう言った。
「分隊長、このままじゃ船が壊れます。」
そう聞き、分隊長は船にいる兵士にこう言った。
「各自、もうすぐこの船は沈む。だからその前に海に飛び込め!」
と言い、各兵士は木造船から海へ飛び込んだ。
船が海に沈んでいく中を見守りながら意識を失った。
19XX年 8月11日 見覚えのない港
意識が朦朧としている中誰かの声が聞こえた。
少し目を見開いていくとそれが誰なのかが分かった。
その声はおじいさんとその娘と思われる女性だった。
そのおじいさんは俺が気がついたことに気付いたのか、娘に何やら言っている。
何とか体を起こそうとするとおじいさんがこう言った。
「無理に体を起こそうとするなよ。」
そう言われ体を見渡すと片目が開かない事に気付いた。
To be continued
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