誰が為のマリア

第3話共闘

レンジは穴の中にいた巨人にM1ガーランドで威嚇射撃をするも巨人はレンジとスミルトの方を向いてにやりと微笑みこちらに近寄ろうしてくる。

レンジとスミルトは急いで穴から脱出し分隊長がいる方へと向かった。

「さっきの巨人どもは一体何だ？」

そうスミルトと話していると山を登りきるくらいの場所に分隊長がいるのが見えた。

「スミルト行くぞ」

「あぁ、分かっているって」

そう話しながら分隊長の元へと急いだ。

分隊長の元に報告を済ませると分隊長が「そうか...とにかく先ほどの日本兵を救出が優先だ。すまないがもう少しだけ頑張ってくれ。」

そう隊長が隊員たちに言った。

しばらく道なりに行くと大きな木に何やら人がつるされているのが見えた。

「たすけて...」と日本兵が言っているのがなんとなく通じた。

念のため周りを警戒していると周りから地響きが聞こえた。

鳴り響いている方を見ると一人の日本兵が巨人に対して必死に抗っている姿を俺たちは目にした。

気付いたら足が巨人がいる方向に向かっていた。

決死の覚悟で巨人の背後から巨人の後頭部めがけて銃を乱射した。

「うぉおおおおお」

巨人は後頭部を手でかきながらこっちに振り向こうとしていたとき日本兵が軍刀で巨人の目をつぶした。

巨人は怯み始め、近くにあった日本軍のマシンガンで巨人にぶちかました。