第29話 お酒を抜くと一石三鳥?

 お酒、めっちゃ大好きです!


 そんなに強くありませんけどね。


 年を取るとだんだん、すぐに酔うようになってまいりました(笑)。


 その分、あまりお酒を買わずに済んで、節約になってるかな?


 シュワっとしたカクテル。


 料理によく合うワイン。


 さっぱりとしたビール。


 ウイスキーはロックに水割りに炭酸割り。


 冷え込む秋から冬にかけては日本酒の熱燗。


 う~ん……たまりません。


 書いているうちに飲みたくなってまいりました。


 今日はカレー鍋を作ったので、どのお酒が合うでしょうか?



 実は、お酒にまつわる話でひとつ、面白いものがございます。


 百貨店で働いていた時の、黒歴史なんですけどね(笑)。


 私が入社三年目くらいの時に、『新潟物産展』というイベントを10階の催事場で開催しました。


 我々紳士服(営業第3部)のメンバー15〜20人ほどで珍しく、夜は飲み屋に早変わりする社員喫茶…の方ではなく、だだっ広い『社員食堂』を借り切って大々的に、飲み会を開いたんです。


 新潟の名酒『越乃寒梅』をはじめとする、超人気商品『新潟産日本酒9本セット』を、あるメンバーが担当して「これでもかァァァ!!!」というくらい、その物産展で(当然、社員割引を使って)買ってきました。


 他の社員達はテキトーに、地下2階の食品売り場で、たくさんのお惣菜やおつまみを買ってきましてね。


 仕事終わりに集まって、さぁ乾杯っ!


「お疲れ様で~す!」


 って、勢いよく飲み始めましたとさ。


 その時はね、何故か『日本酒9本セット』以外のお酒を、ほとんど用意していなかったんです。


 そんなわけで、たっくさん準備しておいた『日本酒9本セット』を全員で飲み比べながら、最初は「あーでもない。こーでもない」「これは辛い、これはほんのりと甘い」などと、ブツブツ感想を言い合っておったのです……が。


 途中からほぼ全員が超オモシロい人、あるいは超ハイテンションな人になっちゃってました。


 今の若者で言う「陽キャ」とか「ウエイ系」に当たるのでは無いでしょうかね(知らんけど)?


 同期の女の子の一人は、何かの『うわ言』を呟きながら、急に床の上に大の字になってぶっ倒れ、眠り出すしまつ。


 男性の何人かは(どっかの漫画みたく)ネクタイを頭に巻いてワイワイ踊り出すし!!


 鼓膜が破れるくらいの大声で、わけのわからん事を叫び出す青春野郎も出現するし!!


 ……どんちゃん騒ぎって、あーいうのを言うんだろうなぁ。って思いましたね(笑)!


 今でもめっちゃ、脳裏に焼きついてます。


 あーいう飲み会は、二度と体験出来なさそうです。


 私が経験した中で最も、全員がクレイジーになった飲み会でした(笑)!


 日本酒って怖いですよ〜…………飲み過ぎると。


 

 逆に。

 お酒にまつわる話では、断酒をした経験が印象深いです。


 私ってほとんどお酒を抜かない人間で(笑)、毎日350ml缶を家で一本くらい飲んじゃうんです。


 ですが、昨年(2020年)12月の半ばから今年(2021年)3月の頭までは(正月の三が日以外)お酒を断ちました。


 リアルで気が抜けない状況だったのと、体調不良が続いたから始めたのですが、断酒により自分の精神力(?)に驚くべき変化がありました。


 めっちゃ頭がスッキリしたんです(笑)。


 クリアな感覚ってこういうのを言うんだな、と思いました。


 お酒を抜くと、こんなに爽快になれるとは思いませんでした(笑)。


 これほど長期間(?笑)お酒を抜いたのは、本当に久しぶりな気がします。


 月に2回ほどの休肝日を作る以外は毎日飲む感覚って、今の自分の体には合わないらしいです。


 年齢によって、無茶できることが限られてしまうのですね。


 知らず知らずのうちに、習慣のようになっちゃってたお酒も、思いのほか体に負担をかけるものだと気づきました。


 だから徐々に、飲まない日を増やそうかと思っております。


 飲まなかった次の日って体がすごく軽くなりますし、粘り強く物事を考えられるようになりました。


 すぐ逃避したがる『集中力の無さ』もかなり減り、一日中小説の内容やそれ以外を、楽しく考える事ができています。


 一石三鳥どころではない効果が生まれる気がします。


 断酒の経験をもとに、上手なお酒との付き合い方(バランス等)を再度練り直して、自分に合った間隔を極めようと思います。



 お酒は死ぬまで大好きだと思うので、もちろん飲むのはやめられませんけどね(笑)。


 さぁ~て、今夜は何を飲もうかなぁ~(懲りてない)。

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