第20話 嫉妬は『好き』に変えられる♡
『好き』という気持ちは『作る』のでは無く『なる』ものだと、何かの漫画に書いてありました(笑)。
年齢を重ねるごとに、相手が人であれ作品であれ、『好き』になれる幅が広がっていく気がします。
それと同時に、深く考えれば考えるほど『どうしても好きになれない』という部分について、明確に言語化できるようになってきました。
だから自分の作品なども、後から読み返したときに『この部分は大好き!でも、この部分はこうした方がもっと良かったのに』って気づけるんですね。
どれも愛着が湧いておりますので、今更過去の作品を非公開にしたりはしませんが。
その時に「好きになれない」と感じたのなら、なぜ「好きになれない」のか、とことん考えるようにして、その気持ちをずっと、心に留めておくべきだと思うのです。
自分の意見として、きちんと頭の中を整理しておくと、作品にそれらを活かすことが出来る気がします。
時間が経過してふとした瞬間に、自分が好きになれる何かがパッと目の前に現れた時に『これこれ!これが、私は本当に大好きなんだーーー!』と気づく事が出来ます。
がしっ! と捕まえずにグズグズしていると、その『大好きー♡』とい気持ちごと、どこか遠くへ行ってしまうんですね。
他の感情に気を取られている暇は、ありません。
例えば『嫉妬』。
裏返せばそれって『好き』ってことに繋がるのですけれど。
なぜか小さいころなどは、よく感じておりました。
「いいな、羨ましいな!どうしてその力、私には無いの?どうしてそれを、私は与えてもらえなかったの?」
って、とても悔しく感じてしまいました。
他の人の事はよくわからないけれど、自分の境遇よりもよく見えてしまう。
「他人の芝生は青く見える」を体感しておりました。
向上心を失わないという意味では、嫉妬も時には必要な感情だったりするのかも知れません。
ですが、度を越えると時間をすごく無駄にしちゃうな、と思います。
嫉妬心を別な感情に上手に『変換』できない限り、苦しみ続けてしまうからです。
私自身、過去に嫉妬心をたくさん経験した事があるから、そう思うのかも知れません。
病弱で体がとても弱かった時は、健康な従姉妹たちの体が。
漫画を描いていた時は、絵が上手な友達が。
エレクトーンを弾いていた時は、音に心を乗せることができる先輩が。
羨ましいを通り越して、嫉妬にかられておりました。
『嫉妬』って、一回始めちゃうと、きりが無いんです。
狂おしいくらい『嫉妬』している自分の心は醜くて、好きになれませんでした。
現在、私は手術の後遺症で、昔と同じ『声』が出せないでおります。
今『嫉妬心』にのまれちゃったら、上手に声が出せる人全員に、嫉妬しなければいけなくなっちゃうΣ(゚д゚lll)ガーン
「あの人、綺麗な声を出せていいないいなー!!上手な歌が歌えて、いいないいなー!!」って(笑)。
でも、有難いことに全く嫉妬しなくて済んでます。
『持っていない』事をいちいち悔しがるのを、やめたからです。
考え方ひとつなんですよね。
声に関しては、こうです。
「手術のあと、今の『声』が出てよかった。本当にありがたい。この『声』でちゃんと、気持ちを伝えることが出来る。今後はこの、ハスキーな声を大事にしよう」
手術が成功したことに、心から感謝しています。
声がちゃんと、出るわけですから。
昔と同じ声が出ないのは悲しいですけどね。
そういう時は、強く思い出すようにします。
自分が今与えられている全ての、素敵なものについて。
ありがとうって言います。心の中で。
だって、本当に嬉しいんです。
この気持ちを感じることができるのって、普通に『生きている』からなんですよね。
生きていれば、感情など、いくらでも変えられます。
醜い嫉妬も、執着も、憧れの気持ちに変えられます。
「素敵だね」「大好きだよ」って、素直に相手に、言葉にして伝えられるようになります。
狂おしく想えば想うほど、本当は近づけるのかも知れません。
自分にもし、チャンスがあれば。
嫉妬心や執着心に囚われている方がもし、万が一いらっしゃるのであれば、私みたいに能天気な人間に「ああ、損している人だな」って思われているってことを、心に留めてみて欲しいです。
何だか、いちいち振り回されるのが、馬鹿らしくなりませんか?
嫉妬は、自分流に『感謝』の気持ちや『好き』の気持ちに変えることが出来る、と私は思います。
綺麗ごとだと思われても、仕方がありませんけれど。
やってみると、あーら不思議。
めっちゃ幸せに包まれますよ!
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