最終スイッチ

祈ったら届く答えならいらない

スイッチを押したら止まらない

三人の教団はこんなにもろくて

偽りも装う隙がないほどだった

割り切れない問題を嫌っている

君達はとても美しい醜態晒して

辿り着ける僕だけが苦しんでる

理不尽が溢れても朝日が眩しい


二人の事情で分かる僕の立場

 つ          力

  の         た

   答        い

    え       て

     は      っ

      出     保

       よ    で

        う   ま

         が  こ

          な こ

           いく 

            よ


     しばらくは隠されている関係が

     全てを拘束するときがくるから

     決して恨まない感情を出さない

     それが僕の唯一のイレギュラー

     誰よりも正しさに純情であって

     二人を祝福すらして見せるから

     立ち上がる力を僅かばかりでも

     明日も垂直に太陽を見上げたい



(「無責任」第十一号より)

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