第11話 シェイク

 バーでの花形の動作と言えば、この動作しか無いでしょう。そう、今回取り上げますのは、カクテルメイクの花形『シェイク』です。この動作に迫ります。





 カクテルを作る上で必要な動作をアレコレと解説してきましたが、バーで一番目立つ動作・所作であります。


 専用のシェーカーという金属製の容器に、お酒とジュースやシロップなどを入れ、氷も投入して、容器ごと振る動作です。これによって、カクテルはカクテルらしい品物になるのです。チャキチャキと容器の中で踊る氷の音も、雰囲気作りのひとつになりますね。


 なぜこのような動作をするかと言うと、氷と一緒に振り混ぜる事により、冷やし・空気を含ませ・少し溶けた水分を加えて、度数の強いカクテルを飲みやすく、また混ざりにくいシロップや卵白を均一に混ぜるために、このような動作が必要になってくる訳です。


 プロのバーテンダーになってくると、このシェイクの際に、どれだけ水分が加わるか・どれだけ空気が含まれるか、想像をしてカクテルを作るとの事です。そして求めている味わいを作り出すそうです。







 さて、普通のご家庭でシェーカーは無いのが普通ですので、それに近い物でシェイクしてカクテルを作ろうと思うと、ちょっと発想を飛ばす必要があります。


 一番最初に思い付くのは、蓋付きのプラスチックのタッパーに氷とお酒などを入れて、蓋をしてガシャガシャ振り回す事、でしょうか。多少漏れる事も考えに入れておくと、キッチンでやるのが良いでしょうか。


 また、薬局のプロテインを売っている売り場の側で、プロテインの粉を牛乳や水に溶かす時に使うシェーカーを使う、というのもオススメです。こちらですと、液漏れも無いですし。







 ちょっとした工夫で、本格的なシェイクを施したカクテルが作れますので、良かったら参考になさって下さい。


 次の回では、シェイクで作るカクテルを上げて行こうと思います。

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