第5話 バーボンをロックで

 さて、今度もバーで注文する際のオススメの注文の仕方も込みで、ご紹介したいお酒になります。そこまで難しくはないとは思いますが、ご不明な点はお問い合わせを。


 それは『バーボン』というお酒です。どこかのメディアで聞いた事があるかと思います。それです。


 詳しく解説を入れますと、バーボンとはウイスキーの一種で、アメリカで生産されるウイスキーの中でも、とりわけ名前が通っているモノです。


 トウモロコシや大麦などの原料を麦芽の酵素で分解して酵母で発酵させ、蒸留してオークという木材で作って内側を焦がした樽の中に入れ、長期熟成させたウイスキーです。


 蒸留酒ですので、当然アルコール度数は高いです。それを氷の入ったグラスに注いで、氷から溶け出す水分で少しマイルドにさせながら、飲むスタイルになります。チビチビとなめるように飲むには、良いスタイルかと。


 



 ここで注意点。注文の言い方にも一工夫ありまして、

「バーボンをロックで。銘柄はお任せで」

が、良いと思われます。


 バーボンと言っても、やはり銘柄は数多くあります。

 アーリータイムズ・ジャックダニエル・ジムビーム・フォアローゼス・メーカーズマークなどなど。

 上記の銘柄のバーボンなら、酒屋さんでも安定的に手に入りますし、バーで飲むにも700~800円前後と、多少はお値ごろ感があるかと。

 珍しい銘柄もありますが、そちらは少々お高めではあります。それでもあまり変わらない値段ですから、とりあえずバーテンダーさんにお任せしてしまって大丈夫だと思います。


 ゆっくりチビチビ召し上がるには、良い飲み方です。氷を揺らして溶かしつつ、最初はアルコールの強い刺激を感じ、最後はほのかに甘さも残るバニラのような香りも感じつつ、味わってみて下さい。

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