第2話

時は戻り

私が6歳だった頃

私達家族は宮殿に呼ばれ

父は陛下に呼ばれ応接室へ行き

王妃様と幼馴染の母は私達兄弟を連れ宮殿の庭で御茶をすることになった


「王妃様お久しぶりです。本日はお招き頂きありがとうございます」


そう言うと母は淑女の礼する

私達兄弟も


「ソロフィー家が長男ルームンです」

「ソロフィー家が次男ルーハンです」

「ソロフィー家が長女ルーアンです」

「ソロフィー家が三男ルーシンです」

「ソロフイケよんにゃんにょルークンてしゅ」

「はじめまして私はヌアリス・オルフォートよ。みんな挨拶できて偉いわね!リン久しぶりね。もう私達の仲なんだから王妃様て言わないで何時もみたいにヌアリスかリスて読んでよ!あと敬語は抜きよ!!」

「はぁ…ヌアリス様…今日はどうなさいました?」


母は諦めた

(王妃様は昔から気に入らない事があると拗ねて面倒な為)


私達は木陰になっている東屋に案内された

もちろん大人しく座っていることなんてできない私達兄弟は王妃様のご厚意で庭園で花を見たり駆け回って遊んでいた

(ハン兄様と私とシンが駆け回りムン兄様とクンは花を見ていた)


「もう!様はつけないでよ!!リンのとこの長男ムン君と家の同い年の第一王子のメアンいるじゃない」

「えぇ…」

「頭も顔も性格も良くて特に悪いところなんてなーーんにも無いじゃない」

「はぁ……」

「なのに第ニ王子のシリルはもう婚約者いるのにまだ婚約者がいないのよ…」


シリル第二王子(現在6歳)は昔宮殿内を迷っていた護衛騎士の娘に一目惚れをして婚約できないとその娘を連れて家出すると言い本当にした(ギリギリ未遂)

なので陛下は慌ててシリル第二王子と護衛騎士の娘との婚約をした当時シリル第二王子は4歳、護衛騎士の娘さんは6歳のときの話


「流石にもう決めなきゃと思って先日婚約者を決めるパーティーに各家の御令嬢達を集めたらあの子ドン引きな感じで私達のとこに来て「絶対にパーティーに参加した令嬢達と婚約なんてしたくない。もしするなら今回のパーティーに参加しなかったソロフィー家のルーアン嬢とする。彼女以外の令嬢達とは婚約又は結婚はしない私の願いが叶うまで部屋に引きこもる」て言って部屋に引きこもっててね」

「はぁ」

「まだ決まっていないけどあの子はあれでも王太子殿下でしょ…忙しくなるし…早めに婚約者のこと解決させたくてそれで今日来てもらったの」

「……」

「まだ部屋に引きこもっているからアンちゃんにここからあの子の部屋に手でも振ってもらえないかしら♪あの子のあれでアンちゃんに惚れてるみたいなのよ!半年前にアンちゃんがソロフィー侯爵の忘れ物を宮殿に届けに来てたの見て一目惚れしたみたいなのよ!でねパーティーで御近づきになろうと思ったら来てないことを知って落ち込んだみたい。まあ他にも理由はあるみたいだけどね!!」

「………」


そんな話を王妃様とした母は駆け回っていた私を捕まえて説明する

母の腕の中でわけが分からず兄弟ともっと遊びたい私

諦めろという目線を私に向けながら眠ってしまったクンを抱っこして私を見つめる第一王子の側近候補になったのムン兄様

他人事のように笑っているハン兄様とシン

もちろん第二王子と同い年のシンはご友人になった






パーティーの日なぜ私が不参加だったかというと


「ルーアンが将来王妃様になったら国が滅ぶ」


と考えたお父様が避けねばと御母様、私、ルークンを祖父母がいる行くのに約一週間かかる領地に預けることにした

(その時は幼いクンがいるので約二週間かかった)

もちろんパーティーの事を知らなかったし、王宮にいなかった私は参加しなかったという事である。








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