用語解説

作中に出てくる用語の説明です。オリジナル用語と世間一般でも使われる用語があります。例えば「アンドロイド」「サイボーグ」の説明文は、「この作品ではこんな感じだよ」というものです。現実や他の作品と違っているやもしれません。ご了承ください。



ビター

謎の生物。ゼリー状の黒い体をもち、伸縮自在でいろいろな姿になる。普段は影にひそみ、人間を体内にくるみことで凶暴になり、周囲を破壊しながら移動してさらに人間を取り込んで大きくなる。銃の弾丸や剣撃にはノーダメージ。砂糖に弱く、かぶると液体状になり動かなくなる。隕石とともにマンハッタンに飛来したと考えられている。夜や暗いところでは活動しない。ビターは通称で、被害者が「口に入ったとき苦かった」と証言したためネット上で広まった「ビターモンスター」「ビターバグ」を略してそのまま使われている。



メルター

対ビター専用武器。砂糖の弾丸を込めて撃つ。リボルバー型のシューアンドホイップ、スナイパーライフル型のドラジェノフがある。



砂糖弾

メルター専用の弾薬。砂糖で作られたフランジブル弾。ビターに当たると表面で砕ける。貫通力はないが、当たると非常に痛く、気絶することも。



ビターボトル

ビターを入れるプラスチックボトル。ふたのスイッチを押すと吸い込める仕組み。ほぼ水筒。



NYCC市(ニューヨークチーズケーキシティ)

アメリカ合衆国ニューヨーク州の街。人口870万人。合衆国で最も治安自由化が進んだ都市。



治安自由化

治安維持を国家以外にまかせてもよいとした法。市民は個々人で警備会社と契約し、事件や事故にあった場合の対処をまかせる。被害者と被疑者の契約警備会社があいだに入り、話し合いや法的措置などで紛争解決をはかる。貧困層は従来の警察を利用する。



殺し屋

警備会社社員(またはそれに近い治安維持職のもの)の俗称。紛争解決の際の過激な手段を請け負うものたち。殺し屋番付という裏サイトでランキング付けされている。



積極的防衛

殺し屋を使う時の根拠にされる考え方。やらなければやられる。アメリカ合衆国憲法修正第2条“武器を持つ自由”と絡めて語られることもある。



マンハッタン工科大学(MUT:Manhattan University of Technology)

通称マンハッタンテック。メルバの母校。工学部が有名だが生物学部もある。



アンドロイド

人型で主に自律思考ができるものを指す。肌をもつものをヒューマノイド、特に女性型をガイノイドと呼び表す。例外もあり。バイオ技術で生体反応まで組み込んだものはバイオロイドという。



ドローン

人型でない、あるいは自律思考できないロボット。例外もあり。



ネルガル・ディフェンス・サービス(NDS)

民間軍事会社。火星第七基地の保守管理を請け負う。社員はほとんど元軍人。極秘に火星人と戦う任務がある。



ケートエレクトロニクス

旧ウェルダ共和国のロボット開発企業。マスタードことMS-T4400の製造元。内戦の影響で倒産した。他に警備ロボや地雷処理機も製造。



ベイカーズバスケット(BB)

SNS。NYCCの若者に人気の新興コミュニティ。パンのイラストのアイコンでやりとりする。記事を「トースト」、記事を投稿することを「トーストする」という。



サイボーグ

体の一部を機械で補った者の通称。



サイボーグ保険

サイボーグ用の保険。義体の修理費などの保障がつく。普通の保険よりお高め。



過拡張義体

保険用語。失った肉体を補う機能の域を、はるかに超えた能力を持つ義体のこと。保険対象外になる。判断が難しいが例として、肘から先が散弾銃になっている、義足で垂直に10m跳べる等の場合は完全に過拡張義体。

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