17

私はおばあちゃんの身体にくっついた。二人の身体が黄金色に染まる。

棘の効力が強くなる。それは二人に襲いかかった。姉の足に棘が絡まり転倒する、しかし、兄は棘を颯爽と避けながら駆けてくる。

「おばあちゃん、くるよ、どうしたらいい?」

「大丈夫、心配しないで」

棘は蔦状に変わる。それは兄の腕を取り、炎を消した。棘を蔦状にできるなんて知らなかった。

「私一人じゃできなかったわ。アリスちゃんが力をくれたおかげよ」

おばあちゃんは振り返らずに笑顔を作った。しかし、姉が立ち上がる。

私たちは真夜中まで、戦いを続けた。

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