第10話- 肩越し その1

そんな顔するなよ、わかってたんだろ?


明け方に訪れた友人は憔悴していた、迎えた僕もかける言葉が見あたらなかった。


詳細は尋ねなくても、心当たりは有ったのだが、まさにその通りの結果を迎えたらしい。


夜咲く花

香りは恋


一途な思いが引き起こしたとは言え、肩越しに見え隠れする影を、そっとしておくことしか出来なかった。

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