第31話 大神神話

「はぁぁあぁああ……、待って……ちょっと……休け……」


「あとちょっとで宿に着くから。それまで頑張って」


「は、はひぃ……」


「いい加減移動くらいは出来るようになれよ……」


 毎度のことではあるが……脆弱なハルマに取っては移動すら苦行なのである。


 聖地フォリスを出発してくから2日。

 ハルマ達はまだ目的地のマルサンク王国へは辿り着いていなかった。

 それもそのはず、フォリスとマルサンク王国は結構離れており、普通の人でも徒歩なら3日はかかるのである。

 そこに脆弱ハルマがプラスされるので、3人に必要な時間は約4日といったところだろうか。

 そういう訳でぶっ通しでマルサンク王国に向かう訳にも行かず、ハルマ達は中間にある宿屋によってから向かうことになったのだ。


「なんで……ホムラは……そんな……平気……」


「私がっていうよりは、ハルマがって感じだと思うけどなぁ……」


「いや……1回……野宿挟んでるからって……普通……2日まるまる……徒歩はキツイでしょ……」


「まあ、そうかもしれないけど……」


「?」


 微妙な返事で適当に濁し、会話を終わらせてしまうホムラ。

 そして特に待ってくれることはなく、そのまま容赦なくスタコラと進んでいってしまった。


「ああ……! そんな……!!!」


「大丈夫だよ、見えなくなるほどは進んでないから。いい加減甘やかすのも良くないってホムラちゃんも思ったんだろうね」


「俺は子供か!!!」


「そんなもんだろ」


「ぐぬう……」


 ずっと人の頭に乗って楽してるジバ公に言われたくない……と思ったハルマだが。

 ジバ公の言っている内容はあながち間違いでもないので言い返せない。

 確かに、これからも旅は続くのだから、移動くらいはまともに出来るようになっておかないと……。


「ほら! ここよー! あとちょっと! 頑張って!!!」


 と、100メートルくらい先から叫ぶホムラ。

 顔を上げると、視線の先には確かに小さな宿屋があった。


「ほら、ホムラちゃんの応援を噛み締めて頑張るんだハルマ。あと少しだぞ」


「う、ぬおおおおおお!!!!!」


 鉛のように重い足を、なんとか頑張って引きずっていく……。




 ―宿屋―

「……もう……無理……」


「はい、よく頑張りました」


 なんとか……宿屋にまで到着したハルマ。

 がしかし、もう身体は限界だ。

 全身が「もう許してください」と悲鳴をあげている。

 まあ、そんななかでもプライドだけが「この軟弱者が!」と怒声を出しているが……。


「歩ける?」


「だ、大丈夫! 部屋くらいまでは……行けるさ……!」


「足ぷるぷるしてるけどな」


 まあ辛いのは辛いので早く部屋に行って横になりたい。

 そんな感じなので『ザ・ファンタジーな宿屋』には特に感慨にふけったりはせず、そそくさと中に入っていく。


「! いらっしゃいませ、お泊りですか? お休みですか?」


「泊りです。3人なんですけど、部屋ありますか?」


「はい、ありますよ。どうぞこちらへ」


 若い女将さんに案内され、3人は2回の部屋へ。

 ようやっと辿り着いた休憩地点に、ハルマの糸も等々プツンと切れる。


「はぁぁぁ……ベット柔らけぇ……。地面とは大違いだぁ……」


 昨晩、人生初の野宿をしたハルマはベットの有難さを全身で体感していた。

 ごつごつして寝にくい地面や、耳の近くを飛び回る煩い虫、微妙に寒い風もここにはない。

 布団と枕という存在の偉大さをようやく理解出来たハルマだった。


「すげえよ……、これ作った人間は天才だよ……。あと俺、野宿舐めてたよ……」


「お前の場合は過度に敏感なのもあるけどな」


「しょうがないだろ? 俺の地元じゃ野宿なんてよーっぽどの事でもなければしないんだから。慣れてないんだよ」


「うわ、贅沢な奴……」


 どちらかと言うと野宿の方が割合が高いのであろうホムラとジバ公は、少しだけ嫌悪感の混ざった視線をハルマに向ける。

 まさか、今までハルマが元の世界で金持ちとかに向けていた『嫉妬』の視線を自分が受ける羽目になるとは……。

 まさに想像もしていなかった。


「そんな目で見るなよ……。……なんか、ゴメン」


「別にいいけど……。これはあれね、今後はやっぱり定期的に野宿を入れていかないとダメね、ジバちゃん」


「そうだね。こいつの弱さをちょっとでも鍛えないと」


「勘弁してくれ!?」


 どこの世界でも、出る杭は打たれるのだった。




 ―夕食―

 さて、もちろん宿屋なので食事も出てくる。

 昨日は森からとってきた果実や野菜と、獣肉をどうにかハルマが美味しく料理したワイルドな夕食だった。

 がしかし、今日は打って変わって清潔感満載のマイルド洋食が目の前に広がっている。


「ああ……美味しい……。凄いよ、肉が柔らかいんだよ……。噛めば切れるんだよ……」


「……? えっと、何かご不満でしたか?」


「ああ、違うんです女将さん。昨日、野宿で食べたクッソ硬い獣肉との違いに感動してるんです……」


「あ、そういうことですか。……おかわりはたくさんあるので、好きなだけ食べてくださいね」


「ありがてぇ……」


「ハルマ、宿屋に着いてからずっと感激してない?」


 簡単に噛み切れるロースや、スルリと喉の奥へ流れてくれるパスタのなんと偉大なことか。

 都会っ子の脆弱な歯には、獲れたて焼きたての獣肉はキツかった……。

 ホムラとジバ公は何の問題もなさそうだったが。


「……あの、失礼でしたら申し訳ないんですけど。えっと……貴方、はあまり旅慣れはしていないのですか?」


「そうですね。贅沢な話ですけど、少し前まではずっと家に普通に生活していましたので。……てか、このちょっとのやりとりで分かりましたか」


「ええ、まあ」


 女将さんは少しだけ不思議そうな顔で、ハルマに質問してきた。

 まあ、普通旅人しか来ないであろう宿屋に、旅慣れしていない少年が来れば少し不思議に思っても無理はないが。


「……しかし、それならどうして旅に出たのですか? ……あ、えっと、込み入った事情などがおありなのでしたら……申し訳ありません」


「あー、えっと……そういう訳ではないんですけど……」


 ……どう説明したものか。

 フォリス院長には「やたらと転生者だとは言うな」と言われている。

 なら、やはりここは遠くから来ましたと、無難にそれっぽいことを言って――


「この子、転生者なんですよ。それで今は元の世界に帰るために旅を一緒にしてるんです。旅慣れしていないのもそれが原因でして」


「ホムラ!?」


 いろいろ考えたのに、ホムラはいともあっさりと全部話してしまった!?

 フォリス院長に言われたことをすっかり忘れてしまったのだろうか!?


「大丈夫よ、この人には話しても問題ないから」


「……え? どゆこと?」


「ああ、多分ホムラさんはフォリス院長にお話を伺ったんですね。えっと、私はジャネットといって、フォリス院長とはそれなりに長いことの付き合いなのです」


「あ、なるほど……それで……」


「はい。……まあ、流石に今の言葉には少し驚きましたけど。そうですか、貴方もユウキ様と同じ転生者なのですね……。……えっと、もしよければお名前を教えていただいても?」


 一ミリもホムラの言葉に疑いを感じないところにハルマは凄いなと思いつつ。

 名前を聞かれてしまったら、答えてあげるが世の情けというもの。

 いつものように空(天井)を指さし、ハルマはいつもの名乗りを高らかに宣言する。


「俺は六音時高校生徒会長代理、天宮晴馬!!!」


「おお……! 凄いです! フォリス院長のおっしゃっていた、ユウキ様の名乗りとそっくりですね!」


「いや、まあこれは意図的に真似した訳じゃないんですけどね」


 たまたまでこんな恥ずかしい……もとい珍しい名乗りが被るとはなかなかの奇跡。

 こないだの話といい、どうもユウキはそうとう愉快な人物のようだと、改めてハルマは認識する。


「そうですか、転生者ハルマ様……。そうだ! なら、ハルマ様はこちらの神話などには疎いのではありませんか?」


「まあ、そうですね」


「では、もしよろしければ私がお聞かせしましょう。私がフォリス院長からよく聞かせていただいた『大神神話』という神話なのですが」


「たいしんしんわ」


「はい。この世界を作り上げたとされる大神ラーの神話です」


「ほう……」


 瞬間、ハルマの中二病スイッチに電源が入る。

 これはきっと面白そうだと、本能が悟ったのだ。


「ぜひ、聞かせてください」


「そうですか。では、どうぞ皆さまは食事を続けながらお聞きください。これはまだ世界が生まれる前のこと……」




 ―遥か過去―

 遥か昔のそのまた昔、気の遠くなるほど昔のこと。

 この世の全ての素となる原初の神がおりました。

 その神はまだその頃は名前がありませんでしたが、後々の人々はその神を『神王シンオウ』と呼ぶことにしたそうです。

 神王はこの世界、さらには異なる異世界も含めあらゆる世界を可能性の数だけ作り出しました。

 しかし、それ故に数は膨大です。

 なので神王はそれぞれの世界に、一人ずつ大神を置くことにしたと言います。

 その内、私達の世界を任された大神こそが『大神ラー』でした。


 まだ虚無のみが広がるこの世界に、まずラーは星を産み落としました。

 次に星には恵みを、その恵みこそが『海』と『空』と『大地』です。

 そして最後に、恵みに満ちた星に産み落とされたのが私達の素となった『生命』でした。

 最初に産み落とされた『生命』は『大神の御子』と呼ばれています。


『生命』達は長い時間を掛けながら、恵みに満ちた星にその命を育み始めました。

 数は増え、知識を身に着け、力を得て、その輝きを増していったのです。

 しかし、そうなってくるとだんだんラー一人では手が回らくなってしまいます。

 そうして生まれたのが双子の神、大神の子供『ラセル』と『ラルス』でした。


 双子の兄妹神、兄のラセルと妹のラルスはラーから『人間』の管轄を託されました。

 ラセルは人間の負を減らしていく役目、ラルスは人間の正を増やしていく役目を授かったのです。

 それによりさらに人間達は発展と成長をしていきました。


 しかし、人間の負の側面ばかりを任されたラセルは面白くありません。

 いくら自分の方が兄だからと言ってこれでは不公平だと、ラルスに文句を言いました。

 確かにその通りだと納得したラルスは、互いの役目を交換することを提案したのですが……。

 ラセルはやはり納得が出来ませんでした。


 長いこと人間の負を見続けてきたラセルは成長するにつれてだんだんと身勝手なってしまっていたのです。

 正か負、どちらか片方では満足出来ないラセルはラルスから役目を奪い取る為、戦争を始めてしまいました。


 大勢の天使達が巻き込まれた戦争。

 勝利したのは妹のラルスでした。

 自らの方が勝っているはずだと思い込んでいたラセルは、妹の力を理解することが出来ていなかったのです。


 こうして、ラセルは『邪神』に烙印を押され、罰としてその身に『7つの大罪』を植え付けられ投獄されました。

 7つの大罪とは【傲慢】【暴食】【強欲】【色欲】【憤怒】【怠惰】【嫉妬】の概念が込められた神性の塊のこと。

 この7つを人間が犯すたびに、神であるラセルは神性の拒絶反応で苦痛を味わうことになるのです。


 こうして邪悪に堕ちた神は封印され、世界には再び安寧が訪れたのでした……。




 ―現在、宿屋―

「……と、いうお話です」


「なるほど……」


「ま、あれだな。要するには『どんな立派な人でも悪の誘惑に堕ちてしまうことがあり、どんなに立派だった人でも悪事を犯せばそれ相応の罰を受ける』というのが言いたいんだろうね」


 簡潔に内容を纏めるジバ公。

 まあ、実際そんな感じなのだろう。


「えっと、じゃああれですか? 教会の女神像はそのラーとラルスの?」


「はい。大きい方の像がラー、小さい方がラルスを祀っているとのことです」


「なるほど」


 世界を作った大神と、悪に堕ちてしまった神のお話。

 ……元の世界の神話と比べるとどんな感じなのだろうか。

 もっとちゃんと神話を調べておけば良かったと、ハルマは後悔するのだった。


「どうだった? 私達はもう聞き慣れてるけど、ハルマは初めてでしょう?」


「え? うん、面白かったよ。もしかしたら昔本当にそういうことがあったのかも、と想像したらさらにね」


「そうね。まあ、そんなことはないのだろうけど。『7つの大罪』も神話に合わせてそう呼ばれているだけだしね」


「そっか……」


 そこには、若干不謹慎でありながらも、少し残念……な気がしないでもないハルマだった。




 ―■■■■■■―

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 ―???―

 神の、息吹が、満ちている。

 未だ、消えず、満ちている。

 まだ、足りぬ、だが満ちている。

 いずれ、いずれ、いずれ―――



 次回 第32話「歓喜の国 マルサンク」

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