ふられんぼ
ひろか
ふられんぼ
ピンポーン、ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンッ
よーく知ったピンポン連打に、夢の中にいた脳は一気に覚醒した。
一週間の出張から戻り、寝たのはたった四時間弱でも、身体をふらつかせながら玄関を開け出迎えた。
「連打は近所迷惑だろ、ハナ」
「う、わぁーん! タカ兄ぃー! ふられたよぉぉぉ!」
「はいはい」
何度と聞かされたこの言葉は近所に住む五つ下の幼馴染、ハナ。よしよしと頭ポンポンしてやり招き入れた。
「私、なんもしてないのにぃー! おーいおいおい! ◯ッツのストロベリーで慰めておくれよぉ、おーいおいおいおい」
今は泣き真似でも、三連休の二日は泣き過ごしたとわかるむくれ顔でハナはやって来た。
アイスを強請りに。
「ほら」
「わーい! ああん! うまっ! 超うまっ! さすが、高級アイス! たまらんし! おかーちゃん、◯ッツなんて買ってくれんし、さっすがタカ兄! さっすが高給取り!」
ハナの声を背に、タカユキは自分用にコーヒーをブラックで、ハナ用にミルクたっぷりのカフェオレを用意した。
カップを置き、幸せそうにアイスを頬張るハナを眺めた。
瓶底メガネに寝癖のハネた頭。もう何年も見てる高校の時のジャージズボンに、ホツレ、毛玉まみれのピンクのパーカー。見慣れすぎたゆるいハナの姿。
「で、今回はどうしたんだ?」
「それがね、あ!」
ぴろりろり~ん、ぴろりろり~ん。
妙な音を発するのはハナのスマホ。
「あ! ハセガワからだ! くそ、ちね! ハセガワ! もげろ! 腐りモゲ落ちろ! 敵め! お前なんか消去! ポチっ!」
ふぅーと、流れてもない汗を拭く仕草をするハナ。
その行動から察し、ため息をついた。
「そのハセガワのせいで彼氏が誤解して、別れを切り出されたと?」
ガバリと顔を上げ、大きな瓶底メガネがキラリと光った。
「そうよ! こいつのせいで、カズくんが! 私がハセガワと浮気してるなんて誤解を! くぅ、浮気なんて、してないのぉにぃぃぃ!!」
「ナイスだ、ハセガワ」
「ん? タカ兄、なんか言った?」
「いや、なんにも?」
「ハセガワがカズ君に借りていたDVDを返しておいて、なーんて言うから会ったのにぃー! ハセガワが彼女への誕生日プレゼントを一緒に選んで、なーんて言うから店に寄っただけなのにー! なんでハセガワと浮気したってなってんのよぉー! 浮気してないのにぃー!」
「やっぱりそのパターンか」
「ん? タカ兄、なんか言った?」
「いや、なんにも?」
「意味わかんないのが、ハセガワのヤツ、カズ君と別れたのはオレのせいだからって、あぁそーだよ! ハセガワのせいだよ! 元凶はハセガワだよ! なのに、オレと付き合おうって、意っ味わからんわー! ハセガワ彼女いるんでしょーがぁ! カズより幸せにするって、意っ味わからんわー! お前がいなければ私はカズ君と幸せだったんだー! うわーん! おーいおいおいおい!」
「ツメがあまいなハセガワ」
「ん? タカ兄、なんか言った?」
「いや、なんにも?」
「くそ、ハセガワめぇ、もげろ! 腐れ! くらえ、EDの呪い! 届け! EDの呪い! はぁっ!!」
ハセガワが居るらしい方角へ何かを放つ仕草をするハナ。
「…………ふぅ。タカ兄、おかわり」
「ない」
その言葉に勝手に棚を開けるハナ。
「おう? タカ兄、スルメしかないよ? 甘いものの後はちぃーとしょっぱいモノじゃない? ポテチとか、ポテチとか、ポテチとかさ」
「コンビニ行くか?」
「行く!」
改めて見るとハナの格好はヒドイ。
「ハナ、そのままで行くのか?」
「んー? いいじゃん、そこのコンビニだし、彼氏とだったらこんな格好できないけどー、タカ兄だし~」
にししと笑うハナは彼氏の前だと化ける。
瓶底メガネに隠されたているのは二重の大きな瞳。美人と言える容姿ではないが、バランスよく収まった各パーツは化粧することで一気に人目を引くものに変わる。
低くもなく、高くもない背に確かな膨らみと、丸みを持つバランスのとれた身体で着飾るのは彼氏の前限定。
そんな姿で偶然街中で出会い、いつものように「タカ兄!」と声を掛けられてもハナだと気付けなかった。知った姿とは別人すぎたのだから。
女子を放棄したような今の姿と、あのふわふわの砂糖菓子のような姿のハナが今でも結びつかない。
しかしこのゆるい姿が、素を知るのは自分だけだというポジションはタカユキには気持ちいい。
「タカ兄、こたついつ出す?」
「あー、邪魔だから今年は出したくないなぁー」
「おおぅ、なんてこったい。これはこたつに入って食べるアイスについて、深く語り合わねばならないよーだねぇ」
ブツブツ言いながらハナはアイスとポテチを選んだ。レジでは一応財布を出そうとするが、払わせたことはない。ハナの言う通りちょっとは稼げているのだから。
「タカ兄ありがとぉー、肩揉みましょーか? にししし」
マンションに戻りコーヒーを入れ直すと、先にポテチを食べだしているハナに渡す。
「はぁぁー至福ーうまー、だらだらまったり幸せぇー。あー…タカ兄の彼女は幸せだねぇ、こんなまったり気ぃ抜いても何も言われないって」
「ハナ、オレ今彼女いないから」
「あれ? そーなん? めっずらしー、タカ兄って「気ぃ抜くって」ほえ?」
「ハナ、彼氏の前ではいつも気つかってるのか?」
「え、だって、イヤじゃない? 彼女の眉毛繋がってたら。気ぃ抜くと繋がるのよねー、私、毛深いみたいだし、瞼にも毛生えるし、ひげ生えるし、脇ボウボウなるし、脛毛だって毎日剃らなきゃ、すぐ生えるし、生えかけってストッキングひっかかるし。指毛だってホラ」
差し出された小さな手を取り、細い指にうっすら生えた産毛を見た。
初めて握ったハナの手が、自分の手と比べてこんなにも小さいこと。手のひらが不安を感じるほど柔らかいことに驚いた。
「夏場はサンダルだから足の指毛もねー、アレ抜くと超イッタイのよ」
「なんでそこまで……」
「嫌われたくないしー…。カワイイって、足キレイだねって言われたら手抜けないじゃん。自慢の彼女だって、友達に紹介されてさ。皆にかわいいねーとか、言われたらさ」
とポテチを頬張るハナ。
「……」
ポンポンと、ハナの頭に手をやり、寝癖つきの髪が柔らかいことも初めて知った。
「振られぼハナを慰めてやるよ。今度の休みドライブ行くか?」
瓶底メガネの奥で目をまん丸にするハナ。
「行きたいとこ連れてってやるよ」
「ほ、ほんと?」
「ああ」
「どこでもいい?」
「いいよ」
「サ、サファリーランド! 仲吉サファリ! あっこね、ライオンの赤ちゃん生まれたんだって! もっふもふなの! 抱っこして写真撮らせてくれるんだって! ……あ」
身を乗り出すハナにあっけに取られたタカユキ。それに気付いたハナの目が泳ぐ。
「いいよ、ソコ小学校の遠足で行ったきりだよ、行こう仲吉サファリ」
「ありがと! タカ兄!」
楽しみーと笑うハナの瞼の、泣き腫れた痕が引いたことに気が付き、一緒に笑い、遠足のおやつについて盛り上がった。
近所で幼馴染といっても、五つ違うハナとの思い出は小学校の頃しかないのだから。
「んじゃ、タカ兄! まったね~」
元気よく手を振るハナを見送り、欠伸。
「さて、もう一眠りするかなー、やっと合ったしな」
***
ドライブの待ち合わせは駅前と指定された。
「なんで駅前なんだ、ドライブって言っただろ。家まで向かえに行くから待ってろよ」
『待ち合わせしてみたいのー! デートっぽいでしょ?』
「デートって……はぁ、分かった。十時な」
『りょーかいっす!』
と、さっさと電話を切るハナ。
顔を見なくてもビシッと敬礼した姿が浮かび、頬が緩んだ。
待ち合わせた駅前十時。
タカユキは文字通り開いた口が塞がらなかった。
ムダ毛と毛玉にまみれたハナではなく、スラリとした脚を見せすぎている、ひらひらしたスカートのあの砂糖菓子のようなふわふわなハナがソコにいたのだから。
流石にムダ毛もっさりではなくても、素に近い自分だけに見せてる、ゆっるい姿で来てくれると思っていたからだ。
まるっきり別人なハナを目にして、驚き、しばらく固まってたせいで、ハナは男二人に囲まれてしまった。ナンパだと気付き慌てて声をかける。
「ハナ待たせた」
「タカ兄! おっそいし!」
自然と腕を絡めてくるムダ毛のないハナ。
「仲吉サファリ、超ひっさびさ! くふー! 楽しみっ!」
「彼氏とは来なかったのか?」
「えー、あー、来たよー。前の前の彼? ん? 前前前彼とだっけ? なんかさ、一人はしゃいでたのが子供っぽいって、変なんだってー。で、なんか違うって振られた。意味わからんし」
サファリ来てはしゃぐなって、ムリだしーと、酢昆布をかじるハナ。
「あ。酢昆布買ったら振られたこともあったー、あははは」
コンビニで酢昆布を手に「いい?」と眉を下げてたハナを思い出した。
「そうか……オレにもくれよ」
「うん! おいしーよね~コレ」
あ~んと口に入れてくれたハナ。
事前にサファリーランドの情報は入手済みのハナ。うさぎ園のリニューアル、園内のレストランではライオンの赤ちゃん誕生を記念に、特別なメニューがある等。楽しみでしょうがないを顔に出したハナにタカユキも頬が緩む。
彼氏の為だけに着飾ってきたハナが、自分の為に着飾ってきたのも気分がいい。
サファリーランドに到着し引っ張るように歩くハナが立ち止まり、悪戯を思いついた時の笑顔で見上げてきた。
「今日はタカ兄をお名前で呼んであげよう、ふふふ、デートっぽいでしょ? ね、タカユキさん?」
「――っ」
ソレは不意打ち。
タカユキは固まり、締まりのなくなった口元を手で覆い隠した。
***
「うっは! やば、もふ! もふっもふ! もふウサ!」
「あはは、ウサうんちいっぱい踏んでたー!」
「見て、キリン睫毛! ツケマか!? あはは女子力スゴ! あ、雄だ!」
きっと意識せず思ったことをそのまま声に出してるハナ。 塗りたくり知らない顔になってるハナなのに、よく知る素の笑顔がカタユキにはうれしかった。
「あ、ちびライオンとの写真! はじまったよ行こ! タカ兄!」
「タカユキ。デートだから名前で呼ぶんだろ?」
「はっ! そだった、……デート、うん、デート、だったね。行こ? タカユキさん」
それはハナを変える言葉だった。余計な一言をすぐに後悔した。
腕を組み、はしゃぐことなく、あれだけ楽しみにしていたはずの赤ちゃんライオンとの写真撮影に写ったハナの笑顔は、キレイな作り物の顔になってしまったのだから。
駆け出すことなく一緒に歩き、目だけはそわそわと動物へと向けるハナ。
ハナのデートは、自分を抑え相手に合わせてきたもの。
ため息して、ハナの頭をポンポンと叩いた。
「ハナ、オレはお前の付き合ってきた男とは違うんだよ。オレの前ではいつも通りでいいんだよ? しっかり楽しんでくれよ」
ポカンと開いた口が一瞬、何かを耐えるようなへの字になり、そして、いつもの笑顔になった。
「ありがとう、タカ兄! やっぱりタカ兄は違うねっ! おおっとぉ、タ カ ユ キ さんだね! はは、ねぇ、そろそろアイスとか食べるといい時間だよね? ほら、そこにソフトクリームが! 行こ行こ!」
幸せそうにアイスを頬張る、いつものハナに戻ってくれた。
昼は園内のレストランで、二人で限定メニューのオムライオンを注文した。ライオン顔に飾り付けられたオムライスは量は足りなかったが、なかなか美味しく満足できた。
そして閉園ギリギリまで久しぶりのサファリーランドを堪能した。
「なんでだ! なんで、私はペンギンのぬいぐるみを買ってしまったんだ!?」
「ハナそれがいいって言っただろ?」
「言ったけど、サファリ、ペンギンいなかったのに! なんでペンギンにしたんだよ、自分、意味わからんし!」
「だから、聞いただろ? なんでペンギンなんだって」
「もっと、つっこんで! ここサファリーだろって! おっかしーだろ! って! 自分アホか、アホだよ。知ってるよ! あぁー…」
「く、くくく……、今度は水族館いくか?」
「っ! うう、行きたい。けど、こんなに甘やかされたら彼氏できたとき、ちゃんと猫かぶれるかなー……」
「…………」
***
「ほあぁー! 寝てたぁ!」
奇声を上げ飛び起きたハナ。
「寝とった! ゴメン、タカ兄! 寝てた!」
「いいよ、気にするな」
「…………へへへ、あ、やば、ヨダレが……、へ、へへ、たのしかったぁ。ありがとタカ兄 ゴハンもおごってくれてありがと、へへ、肩揉もーか?」
「ゴハンって、ハンバーガーだろ」
「ずっと食べたかったの! 彼氏と一緒だと食べれないし。大きな口とか開けちゃダメって、似合わないって皆言うんだもん」
「ハナ……」
「かわいくて、ちびっとしたモノ食べなきゃいけないの」
「……」
「お酒もキレイな色であまったるいのが似合うって。芋焼酎ダメらしいよ?」
「……」
「……だから、たのしかったー」
「…………」
ハナを送りマンションに戻ったが、駐車場でスマホの中の、ちびライオンを抱く、キレイな作り物の微笑みを貼り付けたハナを見てため息がでた。
「…………」
エンジンを掛け、行くのは再びハナの家。
***
『はいはーい、どしたのタカ兄ー?』
「ちょっと、小腹すかないか?」
『空いた!』
「食べに行か『行く!』実はもうハナん家の前いるんだ『なんとっ!?』あ。切りやがった」
スマホからハナの家の玄関に目を向け、玄関から現れたハナに思わず「あ」が出た。
「タカ兄!」
そう呼ぶハナは瓶底メガネにスッピン。 ジャージに毛玉パーカーのいつもの姿。
「もう着替えたのかー」
「十秒もあれば着替えれるし、あ、着替えてくるよ!」
またふわふわの綿菓子のようにするのかと考えていたが、
「あ、タカ兄ドコ行く!? 串マサだったら四十秒、オオミ屋鳥なら三分。ナナ鳥なら十五分くらい支度にかかるけど?」
ハナから出たのは肉料理の店ばかり。
旨い安いのサラリーマンの心の拠所、串マサ。 鳥料理のバリエーションが多く家族連れが多いオオミ屋鳥。女性に人気の見た目良し、味良し、しかし量は不足のナナ鳥。
しかもみんな歩いていける近場で酒の飲める店。
「串マサ」
「おっしゃ、四十秒で支度する!」
ハナは本当に40秒で戻って来た。
「おまたせしやしたー」
瓶底メガネ、スッピンはそのまま。しかしチェック柄のパンツとロング丈のパーカーという毛玉もほつれもない真新しいものになっていた。
とりあえずコース頼み『かんぱーい!』と、グラスを合わせた。車を置いて歩いて来たからお互い気にせず飲める。
「うっまー!」
「ハナ、今日は楽しめたか?」
「うん! たのしかったよ! あ、もいっこ皮頼んでいい?」
頷けばトリ皮2本他に、なにやら大量に追加注文したハナ。
うまうまと満面の笑みで、頬にタレが付くのもかまわず肉に齧り付く。
素のハナのままでいてほしい。
そんな思いが簡単にするりと口から出てしまった。
「なーハナ、このまま付き合おうか」
「もぐ、ん、ドコに、イテぇ!」
通じないハナにチョップくらわす。
「オレの彼女になってほしいっていったんだよ」
「!?!?!?」
「イヤか?」
「いやいやいやいや、いや、そーじゃなくて! イヤじゃなくて! え、えええー…」
盛大に目が泳ぐハナ。
「オレはハナを飾り物にしないから」
「うっ…………え、っと、はは、タカ兄の彼女になったら、振られたとき、もう猫かぶっ! イッテぇ!」
おでこを押さえるハナ。
「なんで、付き合おうって話してんのに、別れた後の心配するかなー」
「だ、だって、タカ兄と一緒にいたら何もしなくていい雰囲気なるから、気ぃ抜きまくりに身体がなれちゃったら」
「気ぃぬけよ」
「休みの日なんか何も処理しないよ?」
「何もしなくていいよ」
「だって、眉毛繋がるし「いいよ」瞼にも毛ぇ生えるし「いいよ」脇だって、夏しか剃らないよ?「いいよ」脛だってもっさり「いいよ」ヒゲだって生えちゃう「いいよ」う……」
「オレはそのままのハナが好きだよ。彼女になってくれるか?」
そわそわと落ち着かないハナが、ペコリと頭をさげた。
「よ、よろしくおねがいします」
小さな頭をぎゅうっと抱きしめた。
「はぁー、やっとつかまえた」
「は、え!?」
「長かったよ、いつ来てもイチゴアイスが一つ置いてある時点で気付いてほしいトコロだが、ハナにぶいからなー」
「え、え、え?」
「ハナが男と別れたって泣きつきにきたら、オレもすぐ付き合ってる女と切ってたんだよ「は?」なのに、ハナはすぐ他に男つくってるし「うえ?」また振られたーって泣きつきに来たときには、オレも他の女を付き合いだしてたり「んん?」まったく、タイミング合わないって、何度目だよ。「う?」だからお前がまた振られるの待ってたんだよ、彼女つくらずに「ふぁ!?」だから安心して気ぃ抜いててくれよ」
あわあわと口をパクパクするハナ。
「あぁ、でも、この指毛だけは処理しような」
タカユキが触れるのは左手の薬指。
「へ?」
たっぷり間を置き、
「え?」
その意味に気付き、
「えええっ!?」
真っ赤になるハナだった。
おしまい。
ふられんぼ ひろか @hirokinoko
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