第9話 お誘い

魔法学校に登校し、魔導書読んだり訓練したりしているとみょ~に視線を感じる

探知の術で調べると男女2人組の生徒が物陰からこちらを見ている

念の為ディーンに念話を飛ばすと『俺の所にも来た奴らかも』との事

僕が家の整理をしている時、家の前で何か話していたとか

側に寄ってみると「この子も仲間になるのかな?」と言いながら撫でてきたとの事

『邪気は無かったので放っといた』って…

うーん、様子見かなあ


その日は休憩の度に近くから覗かれてた…ちみたち何がしたいの?

放課後もつけて来たので待ち伏せして話しかける

僕に何か御用ですか?なんじゃいわれ

「「ひいっ!」」

慌ててる、慌ててるw

「(ほ、ほら言いなさいよっ)」

「(ちょ、おまっ俺?)」

はよ、言えや(#^ω^)ピキピキ

「「あっ、あのっ」」

「「(俺)(私)達とパーティ組んで下さい!!」」

え?


場所を変えて話を聞く事にして近くの喫茶店へ


紅茶を頼んで2人の話を聞く事に

2人はミハエルとティファ、僕と同学年の別クラスで2つ下の16歳

ミハエルは商人の子でティファは平民から成り上がった準男爵の娘

昔は隣の家に住んでた幼馴染で魔法学校再会してから2人で冒険者をやってたけど…

「10階のフロアボスが倒せなくて伸び悩んでいるんです」

どこのダンジョンでも10階の雑魚なら楽に倒せるがフロアボスがネックになってると

「従魔を遣うか他の方とパーティを組むことも出来たのではありませんか?」

「従魔は才能的に難しくて、仲間は…その…誰も組んでは…」

そんで新入りの僕ですか、(´Д`)ハァ…

理由を伺ってもなしてなん?」

「学校の上位貴族と、その、」

あ~ハイハイあれね、こないだ僕を呼び出した連中…

さて、どうしたものか?暫し考える ぽっくぽっくぽっく、ちーん

貴族の嫌味、大したリスクじゃねーな

ミハエルは商人の子だからコネになるかもしれんし、20階迄行った方が稼げそうだしw win winって奴?ぐふふのふ

「わかりましたパーティお受けします」

「ほ、本当ですか!?ありがとうございます!」

「ありがとうございます!!ジョンさん!」

「ああ僕の事はジョンだと間違われることが多いので【ドゥ】と呼んでいただけると」

「ドゥさんですね、わかりました!」

さて、これで10階のフロアボス殺っちゃえるぞー

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