第13話 いや、出来るのかよ……
私は、糸と、針、モナを連れて帰ってきた。
あ、そろそろ晩御飯作らないと……
……って言うか後回しにしちゃったけど、肉って植物じゃなくね?
私は、急いで厨房に向かい、お皿を人数分貰い、誰もまだ居ない食堂で、植物を生やすもので牛肉のステーキを出ろ~ってお願いする。。葉っぱがお肉で、蕾の中にソースが入ってるイメージ。
………………結果から言うとね
出来た。出来ちゃった。
でもね、もんのすんごい体がだるいのだけれども?
え?これ、なんで?
って言うか植物じゃなくね?え?何かスキルの後に()付けて無理だって書いてあったやん。
うぇ?
……って言うか急がないと……
急いで盛り付けていく。
あ、ご飯!
私は、またまた植物を生やすもので葉っぱがお皿で炊きたてご飯が盛り付けてある様にした。
……炊けてるよね?何故か。普通に。だけど、今めっちゃ倒れそうなんよ。
「ご主人様!MPが枯渇し掛けていますので、回復してもよろしいでしょうか?」
MP……?
……あ!ステータスに書いてある奴かな?
えっと……本で見たあれだと魔法を使う時に、使うパワー?見たいなやつだよね?
「えっと、頼んでいい?」
「はい!《MPケア》」
おぉ~私の周りが薄く光って、体のダルさが無くなっていく……
「ありがとう!モナ。」
「はい!ご主人様!」
い、急いで並べなきゃ!あ、スープ!うーんコーンポタージュで良いかな?
私は、木のお皿で蜜の変わりにコーンスープが入っているイメージ……出来てる~……いいや、気にしちゃ負けだな……急いで盛り付ける。
「ふい~、こんな、もん、かな?」
一段落すると、さっきから私の肩にとまっているモナが話しかけてきた。
「ご主人様!なんでこんなことしているのでしょうか?」
「モナ、私の世界の料理私しか、今の所作れないんだよね。皆サボりたいらしいし。だから私が、やってるの。」
「な、そんな事やらなくてもいいのですよ!と言うか、ここの使用人は、どうしたのです!」
「皆、私達の事馬鹿にしている感じ?」
「何故です?」
「戦争の道具として、私達呼ばれたからね。」
「な、ご主人様は、そんな事されませんよね?」
「勿論!今日中に逃げるよ!でも、皆に巻き込まれて私目立っちゃった。」
「な!?もうこんな所出ちゃいましょう?」
「その為にさっき、神様の所に行ってたんだよね~。」
「なるほど……」
「モナ、何処か隠れられる?」
「ご主人様の影に隠れられますよ。」
「じゃあ、皆が居る時出て来ないで隠れられる?」
「命令ですか?」
「ううん。お願い。」
「分かりました。ご主人様の言う通りにします。」
「ありがとう!」(にっこっ)
「っ!?///」(可愛っ!)
「?どうしたの? 」
「ご主人様、可愛すぎます。」
「/// も、もう……煽てても今は、何も出せないよ。 ありが、とう///」
「可愛っ!///」
そう言ってモナは、私のほっぺにスリスリしてくる。
可愛いけど、今は皆が来ないかドキドキだよ……
「ほら、影に隠れて。」
「分かりました。」
私は、モナが隠れたことを確認すると、空間魔法からカツラを出す。
付ける
うん、いつも通り。
私は、制服を来て、フォークや、ナイフを揃えていく。
「あっれ~雑草!今回も美味しそうなの作ってんじゃん~。しかもお米まであるし……ナイッスー!」
「ははっ、褒めるとか、偉すぎ。こんなのやって当たり前でしょ~雑草は、戦闘で役に立てないんだから。こんなのが同じ勇者って、一緒にされたくないわ(笑」
「それな~」
「ご、ごめんなさい。」
ほっ。危なかった。バレちゃうとこだった。モナの事。
そこからぞろぞろと、皆が入ってくる。
「皆!僕達は、好きにもうしていいんだから、早く暖かいうちに食べちゃおうか!」
「「「「「「「「さんせーい!」」」」」」」」
「も~勇志くんたら~、めっちゃいい案それ~」
「はは、ありがとう。」
「「「「「「「いただきまーす」」」」」」」
皆が食べ始める。
「い、ただきます。」
もぐもぐ …… うん、美味しい。
昼間食べたやつ以上に美味しい。
脂が乗っていて、タレがあっさりしていてしつこくなくて美味しい。
「おぉっ!ウッマ!!ご飯も久々って感じる……」
「ははっ、それな」
「お肉美味し~」
「スープも濃厚!」
「「「「「「「「「美味し~」」」」」」」」」
嬉しいな。そういう風に言って貰えて。
私も早く食べよう。
もぐもぐ…… うん、美味しい
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