第11話 変な人現るっ!

ほーーーー……


って、凄すぎて惚けてた……え?これ、私?!


おっと、今体感的に4時30過ぎかな?そろそろご飯作りに行かないと。


そう思って私は、ベンチから立って移動仕様とすると、声を掛けられた。


「凄いね。勇者様。今のトレーニング家の王族騎士団よりも強いよ。」


「え?……え?えっと……」


私は、今のを見られていた事にとっても恥ずかしい。って言うかなんで見られてるの?!


目の前にいる人は、同い年か、1つほどズレているか……程の歳頃の銀鼠色の髪に、真っ赤なルビーの様な瞳を持つ、どこか王様と似ている雰囲気を持つ、イケメン だった。


まぁ、私は自惚れないけどね。


「えっと……どうも?お褒め頂き、光栄?です……」


「ふむふむ……なるほどね~君、僕の妃にならないかい?そこまで美人で、いい体で勇者様だと、僕一目惚れしちゃったよ。」


「え、えっと、お断りします……」


「理由は?」


「明日、分かります……」


「何で明日なんだい?」


「それは……言えません。」


「そうか……でも諦めないよ。僕は諦めが悪い方なんだ。」


「えっと、望まない所ですね」


「そこは、望んで欲しいね。‪w」


「で、では、もう行かないと行けないので……」


「あ、ああ。絶対に振り向かせて見せるよ?」


「や、めてくださると、嬉しい、です。」


「ノーコメントで。」


「それは、残念、ですね。」


「また、会おうね。」


「あ、あえたら、ね?」


私は、お辞儀して厨房の方へ行く。


ステーキ……ステーキか……お肉は、どうしよう……いっそスキルで作ろうかな……でその空いた時間に必要な物を少し貰おうかな。


……いや、作れるかな?……考えない、考えない。


私は、5時半位まで空いた時間を有効に使おうと、部屋に戻る。


まず、ここを出るのに必要な物は衣食住。


着ているものは、この世界じゃあ目立つしな。衣服……は、情報を集めてから……


食は、スキルがあるし……


住は、ベットと、壁、屋根があれば最低限は、良いかな……


そう言えば隣と、その隣空いてるよね?家具必要なさそうだよね?


私は、部屋を出て、隣と、その隣に向かう。


部屋に入ると、空間魔法で部屋の物全部入れる。


隣の部屋も同様。


これでベット問題は、解決した。壁と屋根は、植物を生やすものでツリーハウス的な?


うん。いい感じ。あ、武器……お金………


私は、大事な事忘れていたわ……


お姉ちゃ~ん達~ヘルプミー!


私は、急いで祈ってお姉ちゃん達の所に行く。


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