人生

@Enomotomanaka

第1話 ランドセル

 今から13年ほどかさかのぼる。私は、小学校入学を迎えた。当日緊張とワクワクが止まらなかった。朝、目覚めるとカーテン越しに太陽が私を照らす。私には4つ離れた姉がいる。姉がテレビを見ながらご飯を食べている中、私はワクワクしながら朝ごはんを食べる。

小さな背中に大きなランドセル。

ピカピカ輝いている赤いランドセルが私は何だか宝石に見えた。

姉妹とは大変である。妹の私はいつも姉のおさがり。だからランドセルが初めての新品の「私のモノ」だった。

 父の車に母と私と乗り、入学式に向かう。学校に着くと保育園の友達が集まって居た。「出席番号順に並んでください!」先生が声を張る。

ドキドキしながら、出席番号順に並び廊下に並ぶ。

今日から新しいスタート!知らない友達も沢山いて私は友達が出来るのが楽しみだった。

入学式が終わり、1年生の教室に入る。黒板に自分の名前が書いてあるのを探し席に座る。私は真ん中の1番後ろ。ふと目に入ったのは1人の男の子。髪の毛が綺麗で目がキリッとしてとてもキラキラしていた。それが私の初恋。


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