第3話

私はひまわりを見ることなく下校していたので、数日間気づいていなかったと思う。たまたま視線を向けたとき、あいつと目が合った。疲れているのに頑張って頭をこちらに向けていた。その疲れた顔が太陽を諦めてしまった顔だった。

ひまわりは私に手を広げた。微笑が張り付いていた。

私はその手を受け入れてしまった。

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