第39話機械科の実習=鋳造から始まる
鋳造と言っても部外者には理解できないが、いわゆる鋳物の事だ。
今では技術がえらく進歩して、当時も面影も無いと思うが、理論的には大して変わらないかも知れないが、専門で無いので良くはわからないのが実情。
まだ1年目なので商業課と分裂前で市内に校舎も有って、距離的には近く助かったが、実験工場も古かった。
砂で上下に分割で砂型を造り、溶かした金属の注ぎ口を設けると言った物だが、数グループに分かれて作業を進める。
初心者なので比較的に簡単なアルミでアルファベット文字を数種類造るのだ。
その日は鋳型を造るだけで、次回に金属の流し込みで、また翌週に取り出して最後の仕上げをするのだ。
何せ60年も前の事なので、思い出しながらの事から多少違って居たら御免である。
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