第29話法人化の損得

 私は昭和41年に酒田より千葉に来て、昭和44年に船橋市で開業し以来今日まで鉄工所を営んで来たが、平成26年に個人事業を法人に切り替えた。

 これは会社の経理をお願いすることで、法人登記を無料でやってくれる経理事務所にお願いしたが、これが会社を辞める時の大きな障害になるとはその時点では気が付かなかった。

 商売の内容はさほど変わっても居ないのに、解散の手続きが大変だったが、個人事業のままだったら単に廃業届を税務署に提出するだけで済むが、法人だと弁護事務所に多大な費用が発生してしまう。

 多分、法人にさえしていなければ、仮に横やりで急に工場を閉鎖されても何の変わりも無く現在の状況で個人事業でやって居たのであろうと思うが後の祭りだ。

 何をするにもしっかり下調べを怠らない教訓となった。

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