あとがき
まず最初に。
ここまで読んで下さった方に、深くお礼を申し上げます。
本作、重大なネタバラシをした回に、応援コメントの返信で言った気がしますが。
この物語は「貰い火の行方」で主人公たちに倒されるジャーム「道本徳美」が可哀想、という作者の個人的な思いから生まれた物語です。
本人のせいじゃないのに、正義ヅラした卑怯者共の正義の味方ごっこの犠牲になり、普通の女の子だったのに、夢も希望もあったのに、殺人鬼に変貌させられ、最後徹子たちに討伐されて果てた。
あまりにもあんまりじゃないですか。
だから「この子が幸せになれる物語を書きたい!」って思ったのが切っ掛け。
最初に主人公を記憶喪失に設定しました。
理由はいくらなんでも、前世の記憶があったら異世界転生してもまともな生活はできないだろう、と思ったから。
で、名前から1文字外して、トクミ→クミにしたのです。
で、最初は「完結できたらしたいけど、出来るかなぁ?」と思いつつ、おっかなびっくりという感じで書き進めておりました。
完結への道筋が出来たのは、記憶喪失設定を死に設定にしないために、前世の記憶を持つもう1人のクミ「トミ」を設定した頃からですかね。
ここで「この物語は、恨みや憎悪を持ったまま、それを原動力にして生きていても、幸せに到達することは出来ない。そういう物語にしよう」そういう想いが固まりました。
自由王フリーダの設定も同時に決まりました。トミを悪い方向に誘導した、諸悪の根源という設定で考えたこの男。
正体について考えたとき、打ち破る方法
「クミが自身の愛の結晶の胎児の力を借りて、最終局面で無双状態に」
「しかもその胎児は前世で暴走した自分を殺した徹子の生まれ変わり」
「そしてフリーダにはそれをコピーすることが出来ない」
これを思いついたとき、この構図は燃えると思ったんで、この場面を書きたくて頑張りましたね。
100話を超える物語を書いたのははじめてで、沢山の方に応援していただき、はじめての連続でした。
ありがとうございます。
あと数回、おまけめいた小話を載せて、漢字女子高生は完全に完結致します。
お気が向いたなら、また別の私の作品もチェックしていただけますと嬉しいです、
最後に、もう1度。
読んでいただき、誠にありがとうございました。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます