第16話 マイナ保険証で初診21円増 4月から患者負担

マイナンバーカードと健康保険証の機能を併せ持つ「マイナ保険証」を4月から病院などで使った場合、患者が窓口で支払う医療費が増える。3割負担の人は初診時に21円、再診時に12円上乗せされる。マイナ保険証は政府が昨秋に本格導入したものの普及が遅れており、取り組みを促すために対応病院の診療報酬を引き上げるからだ。唐突な患者へのしわ寄せに反発の声も上がっている

     (2022.03.28東京新聞抜粋)


 いや、意味わからん。普及が遅れているから、取り組みを促すために対応病院の診療報酬を引き上げる・・・。取り組んでるんだったら、その病院の診療報酬を引き上げる必要なくないですか?そうは思わないかね、キミ。未対応の病院にペナルティーを課すって言うのならまだ理解できる。規模に応じてペナルティー額を増減させればいいだけだ。

 って言うか、マイナ保険証が使える病院が少なすぎなんですよね。システム完了がしているのは2021年10月時点で1割未満です。っていうか、マイナンバーカードと保険証を一体化する意味が分かりません。転職して、保険組合(保険証)が変わったら使えんでしょ?国民健康保険加入者だったら、問題ないと思いますが。転職して保険証が変わるたびに紐付けし直さなければならない。

 あと、何処か忘れましたが病院がハッキングにあってシステムエラーになって診療停止になったって言ってたような気がするんですけど、そう言った事態が起こった時に患者の個人情報守れるのだろうか?リスク回避できてるのか?って思う次第だ。キミはどう感じるかね。


 で、「マイナ保険証は患者の健康情報を治療に生かす「データヘルス」の基盤に位置付け、医療機関で機械に読み取らせれば本人確認ができ、薬の処方歴や特定健診の結果を見て治療に生かせる。」とのこと。データヘルスって言葉初めて聞いたし、特定健診の結果を見て治療に活かせるって、じゃぁいままで特定診断しても治療に取り組んでなかったってことですかね?って言うか、全然違う病院(例えば内科と外科)で今までの治療、投薬歴を確認されるってことでしょ?いいのかな?

 それに健康、医療は統計学ではないと思う。こう言う一部のデータの上澄みだけ見て、「〇〇の人は〇〇の病気にかかる傾向がある」とか言って不安を煽るだけじゃないのか?言い方悪いけど、儲けたいと思ってる一部の医者が妙な陰謀論をでっちあげそうな気しかしない。怪しげな健康本が書店には沢山溢あふれているからな。


 あと、確か運転免許証番号も組み込むなんて話もあったけど、何でもかんでも1枚のカードに組み込めばいいって訳じゃないのよ。前にも記述したが、リスク分散が出来てない。紛失したら最後だよね?あと「銀行口座も紐付けして下さい」的な文面も見たような気がする。

 あとマイナンバーカードは有効期限があるし暗証番号もある。運転免許証にも有効期限がある。これ全く違うものだから、別々に更新する必要が発生する。忘れずに出来るのだろうか。

 医療機関にカードだけ持ってきて、本人確認はどうやってやるんだ?まぁ保険証は本人確認ないから無視してもいいが…。あとさ、高齢社会が進んでるのに、マイナ保険証が当たり前になるとは思えないんだよね。高齢者が保険証とマイナンバーカードを紐付けする事できるのか?っていう素朴な疑問を持った次第だ。キミはどう感じるかね?

 さらに言うとだね、本人の同意なしにマイナ保険証に病院側がデータを記入していいのか?っていう疑問だ。人に知られたくない病気だってあるはず。マイナンバーカードの記載事項って確か役所でそれなりの手続きを経て記載変更してるはずだ。それを病院で出来るってことはマイナンバーカードの情報筒抜けになるって言う危険性があるようにしか感じないのだよ。

 あとなんで「銀行口座まで紐付け必要なのよ」って思う。でも、あれだな、「賃金のデジタル払いの議論が国会で始まる」ってニュース見たが、「デジタル払いはマイナポイントのみ」とか言い出しそうだな。そうなると使い勝手悪そうだな。

 


 税金だと思って適当なシステム開発して、失敗して数億円ドブに捨てましたとか言いそうで怖い。何より、個人情報保護の面から安全性が全く感じられない。無理矢理推し進めたいから、ポイントばら撒きで発行促す政府の姿勢、理解不能である。




(2022.03.29綴)

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