ゾンビを触ったら手を洗いましょう
椰子草 奈那史
第1章 檜原村撤退戦
第1話 株式会社オフィスツールズ商品企画部のある休日
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【雑誌「週刊文潮」記者 田中靖邦のUSBメモリ内のメモのアーカイブ(抜粋)】
202X年1月15日付 スポーツ紙「東京スペシャルweb版」記事
『住民恐怖! 中国で謎の連続人食い事件発生!?』
最近、中国国内のSNS上では、一部のユーザーの間である噂が話題になっているという。
…………
噂とは、中国湖北省の武中市で今年の年明け頃から連続で発生している、住民が何者かに襲われ食い殺されるという事件に関するものである。
投稿内容によれば、1月初めに市内某所で発見された死体には食いちぎられたような跡が多数あり、警察当局の調べでは人間の歯形に非常に近いものであることが確認されたという。さらに同様の事件がその後も市内各地で散発的に続いており、市民は恐怖におののきながら生活しているという情報もある。
ネット上では、軍が研究していた生物兵器の脱走説、カルト集団による何らかの儀式説、謎の病原菌による精神錯乱説等、さまざまな憶測が流れているが今のところそれらの説を裏付ける物的証拠は確認されていないという。
この噂に関わる投稿は短時間で削除されており、現地主要メディアでも一切取り上げられないことから、悪質なデマの可能性も指摘されている。
なお、武中市当局は、この件に関し一切コメントしていない。
■コメントを書く■
202X/1/15 11:09 ghru*****
伝聞ばっか 安定の東スペクオリティに草
202X/1/15 11:12 ewhu*****
人中黄とか食ってるからじゃねwww
202X/1/15 11:19 iopf*****
クリスがアップを始めたようです
その他11件
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自分の眼前で、小さな炎の種が消えようとしていました。
まずいです。
昨日の夜、ネットを見ながらあれほどシミュレーションをしたにもかかわらず、木片に着火した火は、既に小指の先ほどの大きさまで小さくなっています。
くう……、こんなことなら素直に着火剤を使えばよかったです。
早く何とかしないと、もうそろそろ……。
「たきもとぉーっ、火ぃまだかー!?」
ああ、やっぱり。
背後で、京花先輩のお怒りの声が響きます。
「はっ、はい、もう少し、もう少しです!」
慌てて次の火種を用意しようとしている自分の背後から、砂利を踏みしめる足音が近づいてきました。
「どれ、見せてみな」
京花先輩は、横にしゃがむと、目の前に積まれた薪の小山を観察し始めます。
「……滝本、ほんとはやったことないんだろ」
「はいっ、すみませんでしたっ、滝本、少し盛りました!」
「ったく、男って、こういうところでいいトコ見せたがるよなー」
京花先輩は、薪の山を組み直し始めました。
「もう少し空気が入りやすいように隙間開けて、細かいやつは火種のところにして」
手早く終えると、京花先輩が立ち上がりました。
「よし、これでいいだろ。後はまかせたから。早くしないとあっちの仕込みが終わっちまうぞ」
「はい! 先輩ありがとうございましたあ!」
長い髪をなびかせながら持ち場に戻る先輩に一礼して、自分も再び薪に向き合います。
最初は細かく裂いた木片に火をつけて、それを周りの木片に広げていき、組んだ薪をなめるように火を行き渡らせたら……吹く!
すると、さっきまでとは全然違う勢いで火が上がり始めました。
おお! これは!
やがて、勢いを増した炎は太い薪にも燃え移り始め、パチパチと大きな音を立てました。
もはや簡単に消えることはなさそうです。
「先輩っ、京花せんばーい! 着きましたっ、火が着きました!」
自分の声に京花先輩が包丁の手を止め、振り返ります。
焚火台の中で勢いよく燃え盛る炎をみた先輩は、
「やれば出来るじゃねーか。滝本、よくやった、えらいぞ!」
そう言って親指を立てると、ニッコリと微笑みました。
ああ。
女神が過ぎます、京花先輩。
慈愛と叱責に満ち溢れた麗しいお姿を讃えるには、この滝本、五体投地をもってしても讃えきれません。
「じゃ次は永井さんの手伝にいってくれ」
「あ、はい、いってまいります」
炭火で焼くバーベキューコンロの前では、永井さんが顎に手を当てて中の炭をうかがっていました。
「永井さん、何か自分に手伝うことあるでしょうか」
永井さんは、自分のほうをみると、炭のトングをカチカチ鳴らしながらニヤリと笑いました。
「滝本。俺は今日、初めて炭を起こすという行為を行った訳だが、既にその神髄に到達したかもしれん」
「な、なんと! さすがです、永井さん」
「いいか、滝本。この網の下で燃え盛る炭だが、ただ闇雲に火力をあげればいいってものではない。なぜなら、あまりに強過ぎる炎というものは、肉の表面だけをあっという間に焦がしてしまい、生焼けの状態を作ってしまう。その先にあるものは何だかわかるか?」
「……下痢ですか」
「上出来だ。強過ぎる力は時に自らを滅ぼす……そういうことだ」
「勉強になります」
永井さん、ところで何か自分が手伝うことはないのでしょうか……。
とりあえず永井さんの手伝いは必要なさそうなので、京花先輩のところに戻ろうとした時、自分達のいる河原へ降りてくる道を、ヨタヨタと歩く華奢な人影を見つけました。
あれは――。
「牧野さーん」
それは、自分の同期の牧野さんでした。
「あ、滝本君。焚火台のほうはもういいの?」
「もちろんですっ、この滝本、ついに薪火の技を習得しました!」
「ふふ、おめでとう。私はお水が足りなそうだったから向こうの水道まで汲みにいってきたの」
よく見ると、牧野さんが持っているのは、携帯用の水タンクでした。
「ああああ! すみません、気づくのが遅れました。貸してください、自分が持ちます」
「ええ? 大丈夫だよー」
遠慮する牧野さんからタンクを受け取り、先輩達のところへと歩きだしました。
「言ってもらえれば自分が汲みに行ったのに」
「でも、滝本君も忙しそうだったし……それに、京花さんと二人きりになれた方がいいかなと思って」
ひょぉおおおおおお!?
「どうしたの? 変な声だして」
「あ、いや、何の、こと、でしょうか?」
「滝本君て、京花さんのこと好きなんでしょう?」
はひょおおおおおおおおおおおおおおおおおお!?
「大丈夫?」
「もち、もち、もち、もちろん大丈夫、です、よ」
なんということでしょう。この滝本、京花先輩への分不相応な想いなど一生この胸のうちにしまっておくものと覚悟を決めておりました。それをこうもたやすく気取られるとは。
不覚なり、不覚なり滝本。
「わかるん、ですか?」
「わかるよー。滝本君、京花さんの前と他の人とじゃ全然雰囲気が違うから」
今、自分がいやな汗をダラダラかいてるのは、決してポチャ体型のせいではありません。
牧野さん、普段は童話の国の人のような雰囲気なのに、恋愛嗅覚が警察犬レベルです。
「でも、滝本君の気持ちはわかるよ。京花さんてお仕事も出来て、綺麗だし……ちよっと荒っぽいけど、ほんとはとっても優しいひとだと思うの」
同意、同意、百億回同意します。
「私も憧れてて……ちょっとキュン、としちゃうくらい」
「え?」
「ううん、何でもない! 気にしないで」
牧野さんは少し頬を赤らめて手を振りました。
「だから、私は滝本君のこと応援してるよ」
そして、小さく拳を突き出すと、ガ、ン、バ、の形に唇を動かしました。
「じゃあ、先に戻るね」
牧野さんはきびすを返すと、先輩達のほうへ駆け出しました。
ひょふぅぅぅぅぅ、滝本、危うく召されるかと思いました。
……それにしても、牧野さん、ほんとにいい人です。
「おー、戻ってきたな。滝本、この鍋運んでくれるか」
先輩達のところに戻ると、京花先輩謹製のパエリアの仕込みが終わっていました。
「全身全霊をもって運ばせていただきます!」
先ほど点火した焚火台に、鍋を慎重に運び、セットします。
「よし、そっちはしばらくそのまま置いといていいな。永井さーん、肉のほう、そろそろはじめようよ」
「わかった」
京花先輩の呼びかけに、皆がバーベキューコンロの前に集まってきました。
「あれ、花沢さんは?」
「ええとー、さっきまではあちらの茂みのほうにいらしたはずなんですけど」
辺りを見回して見ますが、花沢さんの姿は見あたりません。
その時、河原の横にある小さな林から、青色のマウンテンジャケットを着た男性が現れました。
「おーい、花沢さーん、もう始めるよー」
既に缶ビールを手に持った京花先輩が手を振ると、花沢さんが小走りでやってきました。
「やあ、ごめんごめん、向こうで山菜を探してたんだ」
花沢さんは、そういうと袋の中を見せてくれました。
「後で天ぷらにでもしよう」
「いいねー、滝本、日本酒忘れてないよな!?」
「もちろんです! この滝本、樽平住吉を持参しております!」
「誉めてやる滝本。よし、じゃあはじめようぜ、いくぞ! せーの!」
「かんぱーい!」
こうして、早春の河原で宴が始まりました。
「やー、それにしても、色々道具まで貸してもらったうえに車まで出してもらって、悪いねー、花沢さん」
既に三本の500mlの空き缶を自分の前に並べて、京花先輩はご機嫌でした。
永井さんはウイスキーの炭酸割り、牧野さんは低アルコールの甘いカクテルを手にしています。
「ああ、私はもともと下戸なんで気にしないでいいよ。それに、用意はみんなにすっかり任せちゃったしね」
花沢さんは、烏龍茶のコップを振って応えます。
その時、楽しげに歓談されている皆様の中にあって、自分の身にはある異変が起きていました。
ああ……なぜでしょう、無性に、無性に独り言をいいたい!
はぁ、はぁ、はぁ、はぁ。
ダメです。もう、耐えきれそうにありません。言わずにいられません。
言います。言いますよ、滝本は独り言を!
……はい。というわけで本日は、株式会社オフィスツールズ東京本社商品企画部の有志によるバーベキュー親睦会を、東京都西多摩郡檜原村某所の河川敷にて開催しております。
ここで、僭越ながら本日ご参加の皆さまを、不肖滝本がご紹介させていただきます!
まず、先ほどよりこの滝本に慈愛に溢れた叱責をくださる京花先輩。
御芳名は、
商品企画部入社三年目の、御年24歳に有らせられます。
身長170センチの長身に凛々しいご尊顔にもかかわらず、成らぬものは成らぬと、ときに上司とすら真っ向勝負する、稀代の女傑とも評されております。
更に更に、幼少のみぎりより空手の鍛錬に励まれ、その腕前たるや並みいる男を一撃のもとに屠る猛者ぶりとか。
しかぁーし!
そしてっ……。
ふぁぁぁぁぁっ、はひょぉぉぉぉぉぉ!
……言えません! この滝本の口からは、ああ、言えません! 先輩が、先輩がEカップ(想定)だなんて!
容姿端麗、才色兼備、明眸皓歯、明朗闊達、天下無双、一騎当千、その存在、正に女神! これを女神と呼ばずして、なんと呼びましょうかっ!
……。
…………ふうぅ……ふうぅ。
お見苦しいところをお見せしました。京花先輩のことを口にするとき、この滝本、賛美の洪水を引き起こしてしまうことを謹んでお詫び申し上げます。
えー、他の方に申し訳ないので、次へと参ります。
次は、健気に水を運んでいた同期の牧野さんです。
御名前は、
御年は、不肖滝本と同じ22歳です。
明るく、可憐で、誰にでも分け隔てなく接してくれるお人柄は、正に本社のアイドル的存在、いや、もうアイドルです。どセンターです。
男性社員の隠れファン多数と言われておりますが、滝本情報によれば、密かに想い人が居られるという噂もあるとか、ないとか。
さぁ、続いてまいりましょう。
炭火の神髄を極められたという永井さん。
御名前は、
御年28歳、冷静な分析と素早い決断でチームを率いる様は、頼れる先輩の見本といえましょう。
身長180センチの長身と甘いマスクで女性社員の人気も高いにも関わらず、浮いた話の一切ない、ミスターストイーック!
……と、聞いておりますが、何やら別の噂もあるようであり、この滝本が話せるのは、ここまでです。
そして、山菜を摘みにいっていた花沢さんです。
御名前は、
御年30歳で、本日ご参加の方々の中で唯一ご結婚されており、奥様はもうすぐ御出産のため、現在実家にお帰りになられているとのことです。
本日の親睦会で使用している道具類は、もともとアウトドアが趣味の花沢さんの私物をお借りしており、さらには車まで出していただき恐縮する次第です。
物腰柔らかく、丁寧な指導で部下からの信頼も厚いまさに上司の鑑ともいえるお方です!
最後に、不躾ながら不肖滝本のことを紹介させていただきます!
自分は、
株式会社オフィスツールズ東京本社商品企画部所属の22歳(入社2年目)、身長173センチ、体重78kgのちょいポチャ体型、4月27日生まれの、内気でシャイなおうし座A型でございます。
日々、京花先輩からの尊い叱責を賜り、ただひたすら賛美することを無上の喜びとして邁進していく所存であります!
……ふうぅぅ。
ああ、何か心が洗われていくような気がします。
よかった。独り言が言えて、よかった。
……よかっ……た。
「……滝本君、滝本君? 大丈夫かい? さっきからひとりでブツブツいってたけど」
「はっ!? ……自分は何を」
花沢さんが心配そうに自分の顔を覗き込んでいます。
「いえ! むしろ爽快な気分です! ご心配おかけしました」
「そう、それならいいんだけど」
河原の宴は益々盛り上がりをみせ、京花先輩謹製のパエリアが、ほどよい香りを漂わせ始めた頃でした。
その時、自分達から100メートルほど離れた草の茂みから、不意にフラフラと人らしきものが河原へ出てきたのが見えました。
その人は、酷くぎこちない動きで、数歩歩いては転び、また立ち上がって歩いては転びを繰り返していました。
「たきもとぉっ、何見てんだよー?」
自分の様子に気づいた京花先輩が、視線の先を追います。
「……なんだ、ありゃ」
京花先輩が頭を掻きながら呟きました。
「もしかすると、山で遭難していた人とかなのでは?」
先輩は、んー、と首を傾げた後、
「よし、ちょっと見てくる」
そう言って立ち上がりました。
「自分もお供させていただきます!」
先輩と自分は、謎の行動をしている人の元へと近づいていきました。
あと20メートルほどの距離まで近づいた時、それまでデタラメな方向に動いていたその人が、一瞬動きを止めた後、自分逹のほうに向かって歩き始めました。
頭をうなだれたまま、その人はゆっくりと近づいてきます。
顔はよく見えませんが、手は土で汚れ、その地肌も土気色にくすんでいました。
「おい、アンタ大丈夫か?」
先輩の問いに応えることもなく、その人は歩を進めてきます。
「おい、聞こえてるか? 何があった!?」
それでも、その人は答えません。
あと数メートルの距離まで来たとき、その人は、だらりと下げていた両腕を京花先輩に向けました。
そして、うなだれていた頭がゆっくりと起き上がると、そこにあったのは――。
青黒く、所々が血で汚れた肌。
どろりと白く濁った生気のない目。
ぽっかりと大きく開いた口。
その人は、しゅぅぅぅ、と声とも呼気ともわからない音を発すると、京花先輩に向かって進み始めました。
「おい、なんなんだお前っ、そこで止まれよ!」
京花先輩の声を無視して、その人はさらに接近してきます。
「先輩! 危ないです!」
先輩までもう2メートルの距離まで近づいた時、その人は、突然、動きを早めて先輩に向かって倒れ込んできました。
「うわっ」
先輩は、それをかわして横に大きく飛びのきます。
かわされたその人は、頭から河原の砂利に突っ込みました。
「いきなり何すんだてめェ、チカン上等かよコラ!」
体勢を立て直した京花先輩が、空手でいう組み手の構えをとりました。
その人は、痛みなど感じていないかのように、ゆっくりと立ち上がります。
「京花さーん、どうかしたんですかー?」
遠くで牧野さんの声が聞こえました。
「何でもない! みんなこっちに来るなよ! 滝本、お前も下がれっ」
「しか、しかし、この滝本、先輩を置いては――」
「邪魔だ!」
京花先輩の迫力に、滝本、思わず数歩下がっていました。
その人は、先輩のほうに向き直ると、再び歩を進め始めます。
徐々に距離が詰まり、その人が両手を先輩に伸ばしたその時――。
「ハッ!」
先輩の長身の体がしなり、体重を載せた蹴りが側頭部を直撃しました。
その人は、大きく仰け反るように体を揺らし、砂利の上に崩れ落ちます。
先輩は、構えを解かないまま、数歩下がって距離をとりました。
しかし、自分が見たのは信じられない光景でした。
その人は、先ほどと同じように、ゆっくりと立ち上がろうとしています。
「ウソだろ……兄貴ですらダウンさせたことのある上段回しだぞ!?」
先輩が、信じられないといった表情で呟きます。
「先輩、その人、その人普通じゃあないです!」
「わかってるよ! すげータフなやつだな」
「いえいえいえいえ、そういうことではなくてですね」
「じゃあ何だ!?」
その人から目を離さず、京花先輩と自分はじりじりと後退します。
「この滝本も、こんなことを申し上げるのは、非常に、非常ぅぅに葛藤があるのですがっ」
「何だよ、早く言え!」
「滝本がみる限りでは、その人は……」
「アイツは!?」
「その人は……」
「あーじれってェな! 言え!」
ゴクリと唾を飲み込んで、滝本、言います、言いますよ滝本は!
「その人は、ゾンビです!」
はいっ。
この滝本、先輩の「はあ?」という困惑のご尊顔、重々承知しております。
さりながら、密かにゾンビ映画を愛好する滝本には、目の前のお方はどう好意的に解釈してもゾンビにしか見えません。いえ、これはゾンビです。
待て滝本、春ののどけき山あいの、宴もたけなわのこの時に、なにゆえゾンビが現れる。
そう仰られれば、この滝本、返す言葉もございません。
されど、これは紛うことなきうつしよのことに御座います。
どうか、平に平にお収めくださりますよう、滝本、伏して言上いたす次第であります……。
1.END
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