皮肉は不味い
柏木 慶永
第1話 人間の要約力
皆さんは、学生の頃に、百字要約と言うものをしたことはあるだろうか。
そう、約千文字程度の評論や小説や様々なジャンルを、その十分の一にまで短くまとめ、相手に説明できるように、まとめろと言う、大抵の人間が擬人化したら、イジメの対象になる存在の百字要約である。
先ほど言った通り、大抵の人間は百字要約を嫌う。
僕も実際に、嫌いである。
さて、次に皆さんは告白と言うものをしたことがあるだろうか。
そう、学校だと体育館裏や、屋上に呼びだしたり、呼び出されたりするイメージがあるが、実際のところは、一切そんなことはなく、大体の学生がそこら辺の場所で済ませてしまう、アレである。
……まぁ、真実かは知らないが、多分そうだろう(偏見)
本題に入るのだが、告白の時の言葉は「好き」だの「愛してる」だのに、思いを詰め込める人間が多くいるだろう。
まぁ、仮にそうでなくても、百文字も話さないだろう。
あ、言いたいことわかった?
まぁ、安心して。察した人の想像通りの結論に結び付けようとしているから。
さて、人間は告白するまでに、恋に落ちた時から何日の時間、思いを積もらせているのだろうか。
まぁ、少なくとも、文字数で表すと千文字以下の状態で告白と言う行動を起こす人間はいないだろう。」
そんな人が居るとすれば、相当高い地位の人間か、下半身の獣に買われている人間だろう。
話を戻すが、人間は何故か告白するときは、二文字や四文字に、今までの思いを要約できるのである。
普段は、 千文字を百文字にできない人間が、人に愛を伝えるときには、二桁に行くことない文字数に要約できるのである。
実に、不思議なことである。
その人にとっての、恋愛と言うものがその程度のもので、軽いものなのか、はたまた、その瞬間だけは、要約のスペシャリストに人間がなる可能性を持っているのかは、科学が進歩しても、判明できる人間は出てこないだろう。
ん?私がどちらの考え方が正しいと思っているかって?
それは、タイトルの時点で察してほしい。
では、また、何か思いついたら書くよ。
さらば。
皮肉は不味い 柏木 慶永 @Keito_702
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。皮肉は不味いの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます