05

『よお、真神』


 昼間。なんとなく駅前の公園を疾駆していたら。監視カメラで呼び掛けられる。

 足を止めて、インカムを入れた。


 なんすか。


『巫女からの依頼だ』


 巫女。なんで俺に。


『なんか、海沿いで何かやるってさ。狛犬が必要なんだと。やってくれない?』


 狛犬。


 俺が。


『巫女の警護も兼ねてさ』


 それなら仕方ない。巫女の安全が第一。


『頼むよ。今そこに巫女が行く』


 了解した。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る