第12話 青髪
新宿を歩く青い髪の女性。
黒いチェーンラグTシャツにスカート。
男に声をかけられる。
「君俺と同い年くらいじゃない?これから遊ばない?」
無視する女性。
「冷えな〜。いいじゃんよ〜。カラオケでも行こうよ〜」
颯爽と立ち去る女性。
しかしその口元には笑みが浮かんでいた。
内山はこの1ヶ月、女性として生活してきた。
顔や肌のハリなど、20代のそれに若返っていた。
会社は辞めた。
あんなことよりも、世の中にはもっと楽しいことがアホほどある。
内山は深呼吸した。
いや、今、彼女は内山京子と名乗っていたのだが。
「あ〜、人生って・・・・
本当に素晴らしい・・・」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます