149日目「特に無いわね、、、。」
「特に無いわね、、、。」
僕のベッドに寝転がり、うつ伏せで僕の枕をハムハムしながら、スマホでネット小説を読んでいた紗奈はいつも通り唐突にそう言った。
今日も今日とて、僕のベッドに寝巻き姿でうつ伏せで転がる紗奈。
いつ見ても、こう何というか、うん、まあそういう感じです。
僕も机の上を片付けて、紗奈の隣に寝転がる。
紗奈の髪の感触を指で確かめる。
「颯太ぁ〜。」
紗奈が僕を招くように、足をバタバタする。
「はいはい、どうした〜。」
「今日はちょっと眠くなって来たかも〜。」
そう言って、もぞもぞと僕の上に乗り丸まる。
上に乗られるとダイレクトに紗奈の柔らかい感触が。
無論、僕は忠告しない。
美味しくいただかれちゃうぞ〜と、心の中では忠告してあげた。
「紗奈。」
「ん〜?」
眠たいらしく少し体温が高く、それがまたこう何というか、紗奈を抱き締めている感覚が伝わる。
可愛すぎる、、、。
さっきからそんなことしか頭に浮かばない。
紗奈の顔に触れ、口を僕の口の方に持っていく。
もきゅもきゅもきゅもきゅもきゅもきゅ。
、、、色々考えたが、今日はもう何も考えられないという結論に至った。
「紗奈、可愛すぎ。」
紗奈を上に乗せたままキュッと抱き締める。
「はれ〜?」
口を重ね、しばらくもきゅもきゅした後。
「頂きます。」
「はれ?」
頂くことにしました。
もきゅもきゅ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます