エゴイスト

わたしの弱さを

わたしは思い知っている

わたしの卑小さやエゴを

隠しきれもしなくて

わたしは怯えて震えるのだ


思い切ったはずのことでも

心はやっぱり揺れて

現実の厳しさにくずおれそうなのに

見えない未来まで恐れて泣きそうになる

傷つく前準備をしてしまう


そんな自分が好きではないけど

でも嫌いにもなれない

いや、もっと嫌いだった時はあるけど

わたしくらい、わたしを最後まで

好きでいなけりゃ切なすぎるじゃないか


わたしはエゴイストだ


せめてエゴイストだと自覚することで

人の姿を保っていたいと


震えながら願いながら生きている

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