白い朝、春の嵐

朝から

ゴウゴウと風が暴れている

窓の外の景色は一面が

白く煙っている

この心を騒がせる不穏


いているような

うなっているような風の音

時々、薄日が射すのは

希望か諦観か

ゾワゾワと湧き上がる不安


白い朝、春の嵐


往く先を探しながら

戸惑うように立ち尽くす時が


ある

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