あの角を曲がって

それはたしかに

あの時、あの角を曲がらなかったら

もっと違っていたんじゃないか

と思うことはあるのだけど


それでも


あの角を曲がったからこそ

出会えた人たちも

感じられた喜びもあったわけで



人生なんてどう歩いても

まっすぐな道ばかりじゃないし

ひとつの感情だけで

生きているわけでもないから


ねぇ


あの角を曲がって

良かったのか悪かったのかなんて

結局はわからないことかもしれないね


そういえばあんなこともあったなぁと

懐かしさに微笑んで最期に目を瞑れたら


それでいいのかもしれないね

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る